スキャンダルの真相に迫る最新動向
ミラノ検察による審判制度を巡る捜査において、新たな局面を迎えている。検察当局は、現在職務停止中の審判選定責任者であるジャンルカ・ロッキと、インテルのクラブレフェリーマネジャーであるジョルジョ・スケノーネが接触した疑いがあるとして捜査を進めていると、7日に『ANSA通信』が伝えた。
サン・シーロでの密会疑惑
現在、ミラノ検察が注視しているのは、2025年4月2日にサン・シーロで行われたとされる会合だ。捜査当局の仮説によれば、審判指名の「共謀」が疑われるこの場に、インテルのスケノーネが同席していた可能性がある。なお、スケノーネは現時点で被疑者ではなく、当局による事情聴取が行われる見通しだ。
指名操作の背景と具体的な対象
当局の分析では、この操作には2つの目的があったとみられている。1つは、インテル側が難色を示していたとされるダニエレ・ドヴェーリを準決勝セカンドレグに充てることで、その後の決勝戦やセリエAの重要な局面で同氏がインテルの試合を裁くことを回避させる「遮断」の意図だ。
もう1つは、2025年4月20日に行われたボローニャ対インテルのカードにおいて、クラブ側が「好ましい」と判断していたアンドレア・コロンボを主審に指名することだったとされる。
証拠資料の中には、ロッキと同じく職務停止中のVARスーパーバイザー、アンドレア・ジェルヴァゾーニ氏との間で行われた通信傍受記録が含まれている。その中で、スタジアムでの密会や圧力について触れる際、「ジョルジョ」という人物への言及があったことが判明している。
スポーツ不正の立証と今後
検察は今後、これらの「要求」がスポーツ不正罪(スポーツにおける詐欺行為)に該当するかどうかの立証を急ぐ。
一方で、スポーツ司法の側面においては、マウリツィオ・アショーネ検察官が「捜査機密」を理由に、現時点ではイタリアサッカー連盟(FIGC)の検察局へ資料を転送できない状況にある。
明日以降、スケノーネをはじめとする複数の関係者への聴取が予定されており、混迷を極める審判疑惑の真相究明が待たれる。
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