イタリアカルチョ界を揺るがす審判不正操作疑惑
VARスーパーバイザーを務めていたアンドレア・ジェルヴァゾーニが4月30日、審判不正操作疑惑に関する約4時間の聴取を終え、報道陣の取材に応じた。
現在、イタリアサッカー界では審判選定責任者のジャンルカ・ロッキが、スポーツ不正操作加担の疑いにより自主的な職務停止処分を受けている。ジェルヴァゾーニもまた、一連の捜査対象の一人となっている。
インテル対ローマ戦「空白の50秒」の真相
捜査の焦点は、2025年4月27日に行われたインテル対ローマの一戦にも及んでいる。この試合ではVARルームの音声の一部が消失していることが問題視されていた。本来90秒あるべきシーンのうち、『Open VAR』で公開されたのは40秒程度であり、残る「空白の50秒」に不正なやり取りがあったのではないかとの懸念が浮上している。
聴取後、ジェルヴァゾーニとともに報道陣の前に姿を見せたミケーレ・ドゥッチ弁護士は、次のように説明している。
「いくつか質問を受けたが、いかなる介入も行われていないことは映像からも明らかだ。判定は通常10秒から15秒で下されるものであり、物理的に介入する時間は存在しない。インテル対ローマの音声が改ざんされていないと100%確信している」
また、一部で報じられていた「インテルに好都合な審判を割り当てていた」という、いわゆる“お気に入り審判”に関する質問については、今回の聴取では一切なかったと述べている。
サレルニターナ対モデナでの圧力疑惑
ジェルヴァゾーニは2025年に行われたセリエBのサレルニターナ対モデナの一戦でVARルームの扉を叩いてPKジャッジを取り消すように圧力をかけた疑いがある。
こちらについて同弁護士は、「ジェルヴァゾーニ氏は別の建物にいた。そもそもセリエAのゲームを追っていたので、介入など不可能だ」と説明した。
Mad in Italy|イタリアの“遊び心”をまとうメガネとサングラスの哲学[PR]
