混迷を極めるトリゴリアの真実
ローマの内部で生じている不協和音が、いよいよ限界点に達しつつある。オーナーのダン・フリードキンは決断を迫られているが、現時点では「現状維持」の構えを崩していない。
14日から15日にかけての報道を『VoceGialloRossa』などがまとめた。
●ローマ、ガスペリーニとラニエリが“冷戦” トッティは苦言「ファンとクラブに敬意を」
深まる溝と歩み寄らぬ両者
ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督とシニアディレクターのクラウディオ・ラニエリの確執について、『イルテンポ』の報道によれば、月曜日に行われたオーナー陣と両者それぞれの会談は、極めて冷ややかな空気の中で行われた。
ガスペリーニとラニエリの間に歩み寄りの兆しは見えず、事態は膠着状態にある。
特にガスペリーニは、この不安定な状況を嫌い、早期の解決と明確な回答を求めている。チームはチャンピオンズリーグ出場権争いの渦中にあり、内部の混乱がピッチ上のパフォーマンスに直結しかねない危うい状況だ。
ガスペリーニは、ここ数日のオーナー陣との対話を通じて、自身の立場を明確にすることを強く要求している。一方、ローマという環境において中心的な存在であるラニエリの立場も無視できず、フロントの舵取りを困難なものにしている。
フリードキンはどちらも信頼?
『Radio Manà Manà』が報じたところによると、フリードキン会長はガスペリーニに対して最大限の信頼を改めて強調したという。
そのため、監督交代といった劇的な動きがすぐに起こることはない。ただ、事態が収拾に向かっているわけでもない。
フリードキン会長は、ローマの中心的な存在であるラニエリの立場も無視できないため、一方の肩を持つことができないようだ。
早期決断が必要?
『コッリエレ・デッラ・セーラ』によれば、ローマのオーナー陣は当初、セリエA最終節が行われる5月24日まで決断を保留する意向だった。3月20日のUEFAヨーロッパリーグ敗退直後の会議でも、シーズン終了後に総括を行う方針が共有されていた。
しかし、事態は急転した。内部対立が公のものとなり、これ以上の先送りは不可能との見方が強まっている。ヒューストンに滞在するフリードキンは、もはや現在の体制を維持しながら来季の準備を進めることは困難であると認識せざるを得ない。
順位表の結果にかかわらず、クラブの未来を左右する明確な方向性を示すべき時が来ている。
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