CL出場権は逃せない名門
10日のセリエA第36節でアタランタに敗れたミランは、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権の獲得が危ぶまれている。ジョルジョ・フルラーニCEOは11日、全スタッフを招集して、一致団結を図った。
アタランタ戦では不甲斐ないパフォーマンスにサン・シーロのスタンドから抗議が相次いだ。2026年に入って不振が続くミランは、CL出場権を獲得するために、残り2試合で2勝することが求められている。
仮にCL出場権を逃すことになれば、再び、失敗のシーズンの烙印を押されることになる。
こうした緊迫した状況を受け、フルラーニは月曜日の正午、カーザ・ミランに従業員やスタッフを集めた会合を招集した。『スカイ』が報じたところによれば、イグリ・ターレSDを含む経営陣やクラブ幹部が一堂に会したという。
この会合の目的は、シーズン最終盤に向けた結束と信頼の再確認だ。外部からの批判が強まる中で、組織としての団結を誇示する狙いもあるとされる。
アッレグリ監督の去就にも影響か
次の2試合は、監督人事にも影響を与えかねない。
『スポルトメディアセット』によれば、マッシミリアーノ・アッレグリ監督の去就はCL出場権の有無に直結している。出場権を獲得すれば契約は2028年まで自動更新されるが、逃した場合は話が変わる。一気に解任へと傾くとみている。
後任候補としてはヴィンチェンツォ・イタリアーノの名が挙がる一方で、ポルトでポルトガル国内リーグを制したフランチェスコ・ファリオーリへの関心も高い。アッレグリとは対照的なスタイルを持つ若き戦術家の招へいは、クラブにとって大きな転換点となるだろう。
オーナーであるレッドバードのジェリー・カルディナーレも、現状に強い不満を抱いているとされる。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、1カ月半前までは確実視されていたCL出場権を危うくしている失速を受け、カルディナーレはシーズン終了後に抜本的な見直しを行う構えだ。
フルラーニ、ターレ、モンカダ、そしてイブラヒモビッチ。現在のフロント陣全員がその責任を問われており、かつてないほどその地位は不安定なものとなっている。
ミランが来季、誰をリーダーに据えて再出発を図るのか。すべては残り180分の戦いの結末に委ねられている。
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