「デ・シーリオ-クルザワ」トレードはなぜ破談に? 「技術的理由」とトゥット紙

 ユヴェントスのマッティア・デ・シーリオとパリ・サンジェルマンのレイバン・クルザワのトレードは間違いなしと思われていたが、取引は成立しなかった。29日、『トゥットスポルト』がその理由を分析している。

 2人のトレードはかなり現実的なところまできていたが、最終的に見送られた。『トゥットスポルト』は、「最も驚いているのは選手たち」と記し、2人は新しいクラブの条件面に納得していた模様だとしている。

 その取引が破談になったのは、ユヴェントス側が「財政面ではなく技術面を優先したから」とのことだ。財政面ではユヴェントスにとってプラスとなる取引だったが、ピッチでのことを考慮した結果、デ・シーリオがベストという判断になっている。

 デ・シーリオの魅力は、左右の両方をこなせる点だ。フアン・クアドラードとアレックス・サンドロをサイドバックで使っている現状のユヴェントスにおいて、デ・シーリオのように両方をこなせる選手は有益だと考えられたという。また、マウリツィオ・サッリ監督の戦術にすぐに適応すると楽観するのはリスキーだと捉え、新しくクルザワを迎えるよりもデ・シーリオを残すことを選んだという。

 負傷したダニーロは20日間程度での復帰が見込まれており、まずはこの期間を乗り越えなくてはいけないユヴェントス。未知数の左サイドより、計算できる両サイドをとった形のようだ。

「デ・シーリオ-クルザワ」トレード案浮上から消滅まで(時系列順)

あわせて読みたい
ユヴェントス、クルザワ獲得間近…トゥヘルは「OK」。デ・シーリオがPSGへ  ユヴェントスがパリ・サンジェルマンからレイバン・クルザワを獲得することになりそうだ。マッティア・デ・シーリオとのトレードが濃厚になっている。『TuttoJuve』な...
あわせて読みたい
「デ・シーリオ-クルザワ」の成立を示唆するパラティチ。エムレ・ジャンは「残留してほしいが…」 ユヴェントスのファビオ・パラティチSDが26日のナポリ戦の前に『スカイ』で移籍について語った。『TuttoJuve』などが伝えている。 ――マッティア・デ・シーリオとレイバ...
あわせて読みたい
「デ・シーリオ-クルザワ」トレードの行方は…。ユヴェントスが熟考中、28日に決着へ  ユヴェントスは28日にマッティア・デ・シーリオをパリ・サンジェルマンへ移籍させるかを決断するようだ。『スカイ』などが27日に伝えている。 https://calcismo.com/i...
あわせて読みたい
ユヴェントス、「デ・シーリオ-クルザワ」のトレードは見送り  ユヴェントスはレイバン・クルザワの獲得を見送った模様だ。『TMW』や『コッリエレ・デッラ・セーラ』が伝えている。 https://calcismo.com/italy/juventus/6422/  ...
[PR]
シェアはこちらから!
  • URLをコピーしました!