インテル、今夏プレシーズンマッチ初黒星。高評価・低評価は？

アル・イテハドに0−2。ポジティブな要素も【動画付き】

インテルは7日、モンツァのU-Powerスタジアムでアル・イテハドとプレシーズンマッチを行い、0−2で敗れた。

インテルは立ち上がりにゲームを支配していくつかチャンスをつくったが、ホアキン・コレアやマッテオ・ダルミアンが決定機を活かせなかった。25分には、カリム・ベンゼマ、フセム・アワールとつながってインテルは最終ラインを崩されると、ディアビに先制点を許してしまう。後半立ち上がりにはアレッサンドロ・バストーニのパスミスから失点して2点差となると、最後まで得点できず、今夏のプレシーズンマッチ初黒星を喫した。

インテルは11日にチェルシーとプレシーズンマッチで対戦したあと、ジェノアとのセリエA開幕戦に臨む。

インテルの採点

選手採点は『TMW』『FcInterNews』から。『FcInterNews』の評価は一部選手のみ対象で、アップとダウンの2通りのみ。アップはGood、ダウンはBadで記載。

ヤン・ゾマー

TMW: 採点なし — 追加点の場面以外ではほとんど出番がなかった。その場面ではアルガムディのシュートを防いだが、ディアビに詰められてゴールを許した。（62分ジョゼップ・マルティネス採点なし — ゾマー同様、特に仕事はなかった）

ヤン・ビセック

TMW: 6 — プレシーズンマッチでアピール継続。今日も堅実なパフォーマンスを見せ、前半終了間際に同点ゴールに迫った。ディアビの追加点の場面で競り負けたが、ミスのほとんどはバストーニ。（62分バンジャマン・パヴァール 6 — 守備で良い仕事をし、攻撃の起点となるプレーも見せた）
FcInterNews: Good — ピサ戦よりも戦術的に整ったプレーを見せた。フィジカルとアスリート能力に頼り、両サイドで存在感を発揮。後半には右サイドの攻撃をサポートし、相手のカウンターを止めるために迅速に戻った。

フランチェスコ・アチェルビ

TMW: 6 — ベンゼマと激しく競り合い、強力なストライカーを抑える喜びを再び味わった。ベンゼマが絶好機を外した場面ではややポジショニングが悪かった。（62分ステファン・デ・フライ 6.5 — アル・イテハドが攻勢に出た場面で投入され、空中戦で強さを発揮）
FcInterNews: Bad — アル・イテハドのカウンターを防ぐための素早い動きに欠けたが、バストーニとビセックがそのフォローをした。

アレッサンドロ・バストーニ

TMW: 5 — 守備でも攻撃でも全体的には安定していたが、2失点に絡んだ。最初の失点はオフサイドトラップの遅れ、2つ目はパスミスから生まれた。（62分アレッサンドロ・フォンタナローザ 6）
FcInterNews: Bad — バストーニはディマルコに安定感を与えたが、ディアビにオフサイドトラップで後れを取った。特に2点目のパスは致命的だった。ただ、プレシーズンの疲労が影響している様子。

マッテオ・ダルミアン

TMW: 6 — 守備よりも攻撃での貢献が目立った。ディアビに追加点を許したが、攻撃では頭でゴールを狙うシーンもあった。（62分デンゼル・ドゥンフリース 6.5 –チームに士気と活力をもたらした）

ダヴィデ・フラッテージ

TMW: 6 — 中盤で秩序を与え、コレアへの美しいラストパスも見せた。攻撃参加の機会は少なかった。（82分トーマス・ベレンブルーフ採点なし）

ハカン・チャルハノール

TMW: 5.5 — チームに合流して間もないが、中盤の司令塔としての役割を果たした。見せ場は少なかった。（62分クリスチャン・アスラニ 6 — 基本的な役割を果たしたが、試合の流れを変えることはできなかった）

ニコロ・バレッラ

TMW: 6 — 前半の素晴らしいプレーと、その後の低調なパフォーマンスの間をとってこの評価。試合序盤は輝きを見せたが、暑さの中でペースダウン。（62分ヘンリク・ムヒタリャン 6.5 — 入るとすぐに存在感を発揮し、チームに活力を与えた）
FcInterNews: Good — 試合全体で最も積極的なプレーヤーの一人であり、戦術的な多様性を見せた。