インテルのレジェンドは無念さを滲ませる
ユヴェントスは20日、セリエA第5節でアタランタに2−0で勝利を収めた。しかし、ピッチの外での行為が良くない注目を集めている。83歳で亡くなったインテルおよびイタリア代表のレジェンド、サンドロ・マッツォーラの試合前に行われた追悼の黙祷において、アリアンツ・スタジアムの一部ユヴェントスファンが見せた行動が波紋を広げている。
ユヴェントスはクラブとして即座に公式声明で非難したほか、解説者を務める元インテル主将のジュゼッペ・ベルゴミらからも強い残念さを示す声が上がっている。
ユヴェントスが公式声明
今節はどの会場でも試合前にマッツォーラに黙祷が捧げられた。アリアンツ・スタジアムでもそれは例外ではなかったが、クルヴァ・スッドの一部のファンはピッチに背を向け、ガエターノ・シレアやジャンニ・アニェッリを称える歌を歌い続けた。
事態を重く見たユヴェントスは「リスペクトとスポーツマンシップ」と題した声明を発表し、一部ファンの行動から明確に距離を置いた。
「黙祷の最中における不敬を正当化できるようなライバル関係は存在しない。追悼の場において故人を称え、記憶を共有することは、所属やチームカラーを超えた共通の責任である」
「我々は決して背を向けない」
インテルのレジェンドであるベルゴミは、怒りではなく、大先輩のことを想い、哀しさを覚えているようだ。『スカイ』の解説者として同氏は、試合終了後に胸の内に溜め込んでいた気持ちを語った。
「一言だけ言わせてほしい。どうしても胸に引っかかって離れないんだ。サンドロ・マッツォーラに挨拶を送りたい。そして彼に伝えたい。我々はあなたに決して背を向けないし、心から愛していると」
ラ・ルッサ参議院議長「マッツォーラは全員のレジェンド」
『ANSA』通信の取材に応じたインテリスタであり参議院議長のイニャツィオ・ラ・ルッサ氏も、この騒動に言及している。
「サンドロ・マッツォーラは単なるインテルの選手ではない。サッカー界全体のレジェンドだ」
同氏は憤りを隠さない一方で、「マッツォーラの偉大さが、こうした浅はかな行為によって損なわれることはない」と述べた。
スパレッティも苦言
試合後の会見では、ルチアーノ・スパレッティ監督も自クラブの一部ファンが起こした愚行を非難した。
「やってはならない行為だ。我々のサッカー界のレジェンドであるマッツォーラ、シレア、バレージといった人物に対しては、敬意とスポーツマンシップが必要だ」
「彼らはみな尊厳と人間的価値、そしてスポーツマンとしての価値を備えた人物であり、我々全員が彼らから多くを学んできた。彼らのプロフェッショナリズムや絶え間ない献身から、我々は素晴らしい物語を知ることとなった」
「インテルに到着した当初、私はマッツォーラと出会った。最初の数日のうちに彼は私を抱きしめにきてくれ、当時の私の任務に対して全面的に協力する姿勢を示してくれた。そのときのことは永遠に私の心に残るだろう。彼は私を大いに助けてくれたんだ」

