著名記者陣は別のシナリオを予想
ミランは今夏の移籍市場でもう1人のセンターバックを獲得するとみられてきたが、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のルカ・ビアンチン記者は、クラブ内における優先度が低いと指摘した。
ビアンチン記者は、ミランの守備陣補強に関する最新情報を次のように語っている。
「実のところ、ミランはCBの追加補強を行わない方向性を真剣に検討している。クラブはメルカートの動向を注視し続けているが、現時点でセンターバックが到着しない可能性の方が高い」
その理由について、同記者は意命に叶うターゲットの不在を挙げる。
「第一に、決定的に説得力のある候補が見当たらない点がある。ミランは複数のCBを評価してきたが、誰も『絶対に獲得すべき存在』とはみなされなかった。カルディナーレ、アモリム、アルムシュタット、ガーディナーの誰から見ても、今浮上している候補者たちでは守備陣のレベルを大きく引き上げられないという判断だ」
「また、現有戦力への評価も影響している。アモリムはサンクン・ディアワラとヴァレリ・ヴラディミロフを高く評価している」
同記者によれば、この2人にマリオ・ヒラ、コニ・デ・ヴィンター、ストラヒニャ・パヴロヴィッチ、マッテオ・ガッビアを加えた6人でCBのローテーションは十分に可能だというのがクラブ内部の判断だという。
モレット記者も同調
さらに、マッテオ・モレット記者も、ビアンチン記者に近い見解を示した。
「我々のもとに届いている情報によると、ミランは完全に他の補強目標に集中している。アモリムとしてはもう一人センターバックを望むかもしれないが、ジェリー・カルディナーレをはじめとするフロント陣は、別のポジションの補強案に注力している状況だ」
若手育成を重視
ビアンチン記者は、「当然、この方針をとる以上は守備陣に長期の負傷者を出さないことが重要になる」と指摘。「UEFA ヨーロッパリーグやセリエAの数試合でディアワラやブラディミロフにチャンスを与えることが不可欠となる。アモリムはカマルダの成長の芽を摘まないためにベテランFWの獲得を望まないと明言していたが、守備陣に対してもまったく同じ原則を適用するつもりだ」と述べ、リスクを抱えることを承知の上で、若手にチャンスを与える方針であると主張した。
ミランはノッティンガム・フォレストのモラトやスポルティングCPのゴンサロ・イナシオの獲得が依然として噂になっているが、このまま動きがない可能性もありそうだ。
●サンクン・ディアワラは何者? ミランが獲得した「左利きの原石」

