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史上最も屈辱的な1カ月? ミランに突きつけられた数え切れない「ノー」

混迷を極めるフロント刷新の舞台裏:揺れる名門の1カ月

ミランはマルクス・クレシェのテクニカルディレクター就任が白紙に戻り、なかなか新体制が決まらずにいる。『スポルトメディアセット』は18日、「ミランの歴史で最も屈辱的な1カ月のクロニクル」と厳しい論調で報じた。

同メディアは、「去る5月25日、古きミランの土台は破壊された。フロント陣全員とアッレグリ監督が、『明白な失敗』と言い切る声明文と共に一撃でクビにされ、オーナーのジェリー・カルディナーレは1週間以内に新監督を招へいする意向を示した。しかし現実には、ルベン・アモリムをロッソブルの新指揮官として迎えるまでに、このアメリカ人オーナーはいくつもの『ノー』を突きつけられる羽目になったのだ……」と切り出し、この1カ月に起きた拒絶の連鎖を振り返っている。

交渉の変遷:実力派監督たちの拒絶

最初の「ノー」は、ボーンマスのアンドニ・イラオラであった。このバスク人指揮官はミランのプロジェクトに納得せず、回答を保留。アルネ・スロットを解任したリヴァプールからのオファーを待つ選択をし、電撃的にリヴァプール行きを決めた。

スペイン人指揮官の招へいに失敗したズラタン・イブラヒモビッチとカルディナーレは、熱を帯びたオンライン会議を重ね、多方面へとターゲットを切り替える。

マウリシオ・ポチェッティーノに接触を図ったものの、こちらははアメリカ代表として2026FIFAワールドカップを控えており、この交渉は即座に立ち消えとなった。さらに、会長らのリストに挙がっていたシャビやスロットも、早い段階で交渉から手を引く形となった。

浮上したグラスナーは合意したが…

その時点で急浮上したのがオリヴァー・グラスナーだった。条件面では基本合意に達しており、このオーストリア人指揮官はミランのためにフェイエノールトからの打診を断っていた。

しかし、ミラン側はマティアス・ヤイスレへと傾き、グラスナーとの交渉を一時凍結する。ヤイスレはミランを魅了したものの、アル・アハリとの契約を解除することができず、このアプローチも実を結ばなかった。

ラングニックの拒絶と構造の脆さ

並行して、前述の2名を推薦していたラルフ・ラングニックに対し、テクニカルディレクター就任のオファーもしていた。

だが、全権委任の保証がないことを理由にラングニックはこれを拒否。オーストリア代表との契約を延長する道を選んだ。

アモリムの「イエス」後に、新たな「ノー」

こうした度重なる交渉決裂の最中、ルベン・アモリムが突如としてミランへの就任に同意する。

マルクス・クレシェとの電話会談で安心感を得たことが、ポルトガル人指揮官の決断を後押しした。

しかし、ここでさらなる局面を迎える。

アモリムの選択を支持していたクレシェが、テクニカルディレクターに就任しないことが確実となった。アイントラハト・フランクフルト側がこれを拒む姿勢を示したためである。

この新たな拒絶は、マンチェスター・ユナイテッドの前指揮官であるアモリムにとっても大きな問題に発展する可能性がある。

1週間で終わるはずだった新体制への移行は、すでに1カ月近くが経過している。混迷を極めるミランの首脳陣選考は、いまなお継続中である。

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