xGを大幅に下回る「-1.35」
ユヴェントスはセリエA開幕3試合で2勝1分けと、結果だけみればまずまずのスタートを切っている。だが、楽観できる内容とは言いがたい。その最大の懸念となっているのが、FW陣の働きだ。『TuttoJuve』が、深刻な状況を浮き彫りにするデータを示した。
低すぎるシュート成功率
最も象徴的なデータが、1本のシュートに対するゴール数(ゴール変換率)だ。ユヴェントスはここまで計55本のシュートを放ちながら、記録したゴールはわずか4点。変換率はわずか7.3%にとどまっている。
この数値は、36本のシュートで6ゴールを挙げ、変換率16.67%で同スタッツのトップに立つフロジノーネと比べて大きく見劣りする。
上位陣と比較しても差は歴然だ。10得点を記録しているローマの変換率は14.08%(シュート71本)、インテルは10.96%(8得点/シュート73本)、ラツィオは9.09%(4得点/シュート44本)となっている。
| クラブ | 得点数 | シュート数 | ゴール変換率 |
|---|---|---|---|
| フロジノーネ | 6 | 36 | 16.67% |
| ローマ | 10 | 71 | 14.08% |
| インテル | 8 | 73 | 10.96% |
| ラツィオ | 4 | 44 | 9.09% |
| ユヴェントス | 4 | 55 | 7.30% |
チャンスはあるのに…
決定力の問題はゴール期待値(xG)との乖離からも見て取れる。実際にあげた4得点に対し、ユヴェントスが創出したチャンスの質を示すxGは「5.35」を計測している。つまり、決定機から期待される数値よりも「1.35ゴール」少ない結果にとどまっている。
この「xGに対する下振れ」の数値はリーグで5番目に悪い記録だ。なお、ユヴェントス以上にxGを下回っているのは、フィオレンティーナ(-3.15)、ヴェネツィア(-3.02)、ボローニャ(-2.71)、レッチェ(-2.00)の4クラブとなっている。
生み出したチャンスの質に対して実際のゴール数が追いついていない現状は、フィニッシュ精度の問題と同時に、攻撃陣の課題の深さを物語っている。
同メディアは「数字がすべてを語るわけではないが、現状を客観的に示す指標として無視することはできない。今シーズンのユヴェントスにおける攻撃陣の深刻な低生産性は、明確な数値となって表れている」とした。

