ゾマー、アチェルビ、ダルミアン、デ・フライがそれぞれの道へ
インテルは6月30日、ヤン・ゾマー、フランチェスコ・アチェルビ、マッテオ・ダルミアン、ステファン・デ・フライの4選手が契約満了に伴い退団することを正式に発表した。近年の成功を支えたピッチ内外の重鎮たちが、同時にミラノを離れることとなる。
クラブは公式チャンネルを通じて各選手への惜別のメッセージを公開した。
忘れられないあのセーブ
まず、3年間にわたりゴールマウスを守ったスイス代表GKゾマーについては、「未来に彼の時代を振り返る際、最も美しいフラッシュバックとして『インテル対バルセロナ』の一戦が挙げられる」と綴った。とりわけ延長後半にラミン・ヤマルが放った鋭いシュートをスーパーヒーローのごとく掻き出した瞬間を称賛。常に冷静沈着な表情で守備陣に安らぎを与え、ビルドアップもこなした守護神は、通算139試合出場、66クリーンシート、4つのトロフィーという記録を残してクラブを去る。
懐疑論の中でやってきたベテラン
続いて、2022年夏に多くの懐疑論の中で加入しながらもディフェンスリーダーへと上り詰めたアチェルビについて、クラブは彼とインテルの関係を「純粋で原始的な、信仰の誓約」と表現した。
キックオフ直前に天を仰ぎ祈りを捧げる姿が象徴的だったセンターバックは、セリエAやUEFAチャンピオンズリーグの並み居る強力なストライカーたちを90分間苦しめ続けた。通算148試合出場、5ゴール、6つのトロフィーを獲得し、中央の絶対的な壁として君臨した。
愛さずにはいられないマルチロール
また、2020年秋の加入から6シーズンにわたり貢献したダルミアンは、「すべての監督が重宝する選手であり、ロッカールームの静かなるリーダー」と称えられた。
右ウイングバック、左ウイングバック、3バックの右、さらには緊急時のセンターバックに至るまで、求められたすべての役割を同じ献身性で全う。不満を一切漏らさず周囲を鼓舞し続ける姿勢は、ピッチの内外で「いつでも頼れる友人」として刻まれている。
デ・フライは新たな旅へ
そして、8年間で9つのトロフィーを掲げたデ・フライは、自身のSNSでティフォージへ向けた率直な手紙を公開した。
「親愛なるインテリスタたちへ。このような瞬間を迎えたとき、適切な言葉を見つけるのは簡単ではない。感情、犠牲、勝利、失望、成長に満ちた濃密な8年間だった。このユニフォームを身にまとい、この偉大な家族の一員であれたことは光栄であり特権だった」
デ・フライは、主役としてピッチに立つ時も、あるいは静かな貢献を求められる時も常に全力を尽くしてきたと振り返る。チームへの愛は出場時間ではなく日々のコミットメントと敬意で測られるべきだという信念を明かした上で、ミラノを離れる理由を以下のように説明している。
「今、僕は異なる形で自分を試したい、表現するための新たな挑戦と機会を見つけたいという必要性を感じている。これまでの歩みを忘れることなく、こうした感覚に耳を傾け、従う勇気を持つことは、すべての選手のキャリアにおいて必要なプロセスだ」
インテルから契約延長の打診もあったとされるデ・フライは、ギリシャのパナシナイコスに加入する見通しだ。

