ミラン、ナポリ、インテルなどが興味を示す
サッスオーロでセンセーショナルな活躍を見せているカナダ代表MFイスマエル・コネは、今夏のメルカートでビッグクラブへ飛躍する可能性が取り沙汰されている。
圧倒的な存在感と推進力で注目を集めるコネはどんな選手なのか。この記事では、そんなコネのプロフィールからこれまでのキャリア、プレースタイル、そして気になる移籍の噂まで、イタリアメディアやセリエA公式メディアのインタビューを参考に詳しく解説する。
プロフィール
イスマエル・コネ(Ismaël Koné)
- 生年月日: 2002年6月16日(23歳)
- 国籍: カナダ(コートジボワール生まれで7歳の時に移住)
- 身長 / 体重: 188cm / 76kg
- ポジション: セントラルミッドフィルダー、守備的ミッドフィルダー、トップ下
- 利き足: 右足
- 所属クラブ: サッスオーロ
これまでのキャリア
コートジボワールで生まれ、7歳の頃にカナダに移住したコネは、モントリオールのノートルダム・ド・グラス・パンサーズでサッカーを始め、その後やCSサン・ローランで有力な若手と注目された。
その後、ベルギーでトライアルに参加して欧州の扉を叩くが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響でカナダに復帰。CFモントリオールのセカンドチームで活躍し、2021年にトップチームに引き上げられた。翌年にはCONCACAFチャンピオンズリーグでプロデビュー戦初ゴール(19歳8カ月8日)を記録し、カナダ選手権でのタイトル獲得にも貢献している。
その才能が認められ、2022FIFAワールドカップ(W杯)後には、イングランドのワトフォードへ完全移籍した。2023/24シーズンは2部チャンピオンシップで42試合に出場し、4ゴール3アシストを記録すると、2024年夏にフランスの強豪オリンピック・マルセイユへ1200万ユーロで引き抜かれた。だが、ここでは出場機会に恵まれず、スタッド・レンヌへのレンタル移籍を経験する。
転機となったのは2025年夏、セリエAのサッスオーロへのレンタル移籍だ。ファビオ・グロッソ監督の戦術に即座にフィットし、2026年2月には早々と完全移籍への移行が決定した。
カナダ代表としても2022年3月にデビューして以降、カタールW杯や2024年のコパ・アメリカでプレーし、現在はチームの主力として定着している。
プレースタイル
188cm・76kgという恵まれた体格を活かしたMFで、2025/26シーズンのサッスオーロでは特に攻撃面が際立っている。
スタッツサイト『FotMob』の数字を見ても、その多才さは明らかだ。ドリブル成功率は59.5%を記録し、自らボールを運べる推進力を証明している。足元の技術も高く、パス成功率は91.1%をマーク。特筆すべきはロングパス成功率の80.6%という数字で、中盤の底から長短のパスを使い分け、ゲームをコントロールする能力に長けている。キープ力も高く、フィジカルを活かして密集の中でもボールを失わない能力は、周囲からの厚い信頼に繋がっている。
一方で、空中戦の勝率は30%にとどまっており、同ポジションの選手と比較して課題を残す。デュエル勝率自体は55.9%と高水準であるため、長身ながらも地上戦において真価を発揮するタイプと言える。
移籍の噂
大ブレイクを受け、コネにはすでに多くのクラブが熱視線を送っている。 サッスオーロのジョヴァンニ・カルネヴァーリCEOは今年3月のインタビューで、持続可能なクラブ運営のために選手を売却する方針を認めており、コネについては「3000万ユーロ以下では手放さない」という強気な評価を下していた。
現在はミラン、ナポリ、インテルといったセリエAのビッグクラブが獲得に強い関心を示していると報じられており、今後のステップアップが確実視されている。
マメ知識
サッスオーロ加入の経緯
幹部のフランチェスコ・パルミエリと直接会談した際、コネは彼に対して「クレイジーな人」という第一印象を抱いたという。しかし、同時に並々ならぬ熱意を感じ取った。マルセイユでの不遇を経て、自身の価値を再び証明したいという強い思いが、サッスオーロ加入を決断させた。
アルマン・ロリアンテのギャップ
チームメートの中で最も印象が変わった選手として、アルマン・ロリアンテの名を挙げている。加入前は写真のイメージから「気難しい人物」だと思っていたが、実際には初日から満面の笑みで迎えられたという。練習の送迎や食事の誘いなど、異国から来たコネを親身にサポートしたロリアンテの存在は、早期適応の大きな助けとなった。
Mad in Italy|イタリアの“遊び心”をまとうメガネとサングラスの哲学[PR]
