コモ対インテル、ボニーのPK献上は誤審

AIAが公式見解

『DAZNイタリア』の番組『Open VAR』で、セリエA第32節のジャッジについての分析が行われた。コモ対インテルで発生した疑惑の判定は、誤審と結論づけられている。

コモは終盤、ニコ・パスがシュートを打った際、インテルのアンジェ=ヨアン・ボニーと接触。ブロックに入ったボニーが、ボールを蹴ったあとに残った足と衝突するような格好で、むしろニコ・パスがボニーのももを蹴り上げているようにも見えた。

VARとの交信記録

番組内では、接触の瞬間におけるダヴィデ・マッサ主審とVARレフェリーのアウレリアーノの音声が公開された。

マッサ主審は当初、ボニーに対して「危険な入り方で、かつ遅れている。ファウルであり、イエローカードだ」と告げていた。これに対し、VARのアウレリアーノ氏は接触の場所のみを確認し、主審へ進言した。

「接触ポイントはエリア内だ。PKであることを認める」

この音声からは、接触の性質そのものよりも、ファウルが起きた地点がエリア内か外かという「地理的条件」の確認に終始していたことがうかがえる。

「ファウルではなく、PKを与えるべきではなかった」

イタリア審判協会(AIA)のディーノ・トンマージは、この判定を明確に否定している。

トンマージは「マッサ主審は音を聞いてプレーを再構築したが、実際はシュートを放った後のニコ・パスがボニーを蹴ったものだった。ボニー側に無謀なプレーは存在しない」と指摘した。

さらに、VARの運用についても問題視している。アウレリアーノは単にPKを宣告するのではなく、主審をオンフィールドレビュー(OFR)に呼び出すべきであったと述べた。

「VARはマッサをモニターへ呼び、フィールドでの判断と警告が誤りであることを理解させるべきだった。結論として、これはファウルではなく、PKを与えるべきではなかった」

このPKを決められて1点差とされたインテルは、後半アディショナルタイムに相手のシュートがクロスバーを叩くシーンもあった。なんとか逃げ切ったものの、仮に誤審絡みで勝ち点2を失っていたら、もっと大きな騒動になっていたはずだ。

ボニーがPKを取られたシーン

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インテル公式YouTube

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