新戦力はローマから加入のザレフスキのみ
大方の予想通り、インテルの移籍市場最終日は、静かな動きとなった。その中でも、いくつかの取引が動いている。
デ・ピエリの契約延長が正式決定
まず、先月29日のUEFAチャンピオンズリーグ・モナコ戦でトップデビューを果たしたジャコモ・デ・ピエリの契約更新が正式に発表された。すでに本人が認めていた通りではあるが、将来に向けてポジティブなニュースだ。
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また、ディナモ・ザグレブのペタル・スチッチ獲得も事実上決まった模様。こちらは1400万+ボーナス250万ユーロ+将来売却時の移籍金10%という条件でクラブ間の交渉がまとまり、数日中にメディカルチェックを受ける。半年間はディナモ・ザグレブに残留し、クラブワールドカップ前にインテルの一員になる予定だ。
スタンコビッチの代わりにラドゥ
インテルの補強ではないが、ヴェネツィアではGKの補強が行われた。ウディネーゼ戦でインテル育ちのGKフィリップ・スタンコビッチが負傷したため、ヨヌーツ・ラドゥを迎えることになった。すでにラドゥはヴェネツィアに到着している。
ビラーギはトリノへ
タジョン・ブキャナンの後釜候補の一人だったクリスティアーノ・ビラーギは、最終的にトリノへの移籍が決まった。
『トゥットスポルト』は3日、トリノが再びマルコ・アルナウトビッチの獲得に動いていると報じていた。また、最近ではフィオレンティーナ行きの可能性も報じられていたが、メルカート最終日にそのような動きは聞こえてこないため、アルナウトビッチはこのまま残留となる見込みだ。
今冬の移籍まとめ
今季の戦力としてインテルに加わったのはニコラ・ザレフスキのみだった。
インテルを去ったのはタジョン・ブキャナンとトマス・パラシオスの2人で、いずれもレンタルとなっている。また、ポルトガルのAVSにレンタルしていたイシアカ・カマテはレンタル先をセリエBのモデナに変えた。同様に、レッジャーナにレンタルされていたアレッサンドロ・フォンタナローザはカッラレーゼへのレンタルに変更されている。