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ブラホビッチ、また攻撃対象に。アタランタには処分か

ゴールで黙らせた元フィオレンティーナFW

ドゥシャン・ブラホビッチが、再びアタランタのクルヴァから罵声を浴びせられた。『TMW』などが伝えている。

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ユヴェントスは7日のセリエA第34節で敵地に乗り込んでアタランタと対戦した。この試合に途中出場したブラホビッチは後半アディショナルタイムにゴールを決めて、激しいジェスチャーを見せている。

その少し前、アタランタのクルヴァでは、ブラホビッチに対する差別的なチャントがあった。90分、前線でボールを持ったブラホビッチはカウンターを諦めてボールキープでの時間稼ぎに入ったところでファウルを受けて転倒すると、これを機にアタランタのクルヴァから「ジプシー」とチャントが起こった。

ブラホビッチは第4審判に向けて両手をひろげてアピール。耳に指を当てて、これが聞こえているかと訴えかけた。すぐにスタジアムのスピーカーで注意が流れて、「場合によっては没収試合になります」とアナウンスされると、チャントは沈黙。その後、ブラホビッチがゴールを決めて、アタランタのクルヴァを完全に黙らせた。

ブラホビッチとアタランタの因縁は、2021年10月5日に遡る。当時フィオレンティーナにいたブラホビッチは、PK2本で2ゴールを決めてチームを勝利に導いた。試合後にロッコ・コンミッソ会長は「2年前はダウベルトに、そして今はブラホビッチに、彼らは『ジプシー、ジプシー』とコールをした。恥じるべきだ。ペルカッシ・ファミリーは善良な人たちだとしても、スタンドで起きていることを見るべきだ」と憤った。

まだアタランタに対する処分は決まっていないが、高額の罰金処分になる可能性が高い。ただ、クルヴァ閉鎖などの処置も考えられる。チャンピオンズリーグ出場権を争っているアタランタが、ホーム残り2試合でスタンド閉鎖という事態になれば、大きな痛手になりそうだ。

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