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ミラン、難敵撃破もラビオが警鐘「後半があれでは何の価値もない」

 「今季最高の前半」も後味悪く…。アモリムは「感情的な選手が好き」

ミランは18日、サン・シーロで行われたセリエA第7節でアタランタに3-2で勝った。24分にゴンサロ・ラモスがPKで先制し、43分にアドリアン・ラビオ、57分にマリオ・ヒラが加点して3-0。だが66分にジャンルカ・ガエターノに1点を返されたあとは受け身となり、81分にニコラ・クルストヴィッチに決められ、終盤は肝を冷やす展開となった。

勝利のあとのミランで目立ったのは、喜びの声よりも、後半の内容への苦言だった。中でも怒りを隠さなかったのが、ゴールとアシストを記録したラビオだった。

「今季最高の前半」

『MilanNews』のテキスト速報は、前半を終えた時点でこの45分間を「今季のミランのベスト」と総括した。

ベンチの見方も同じだった。ルベン・アモリム監督は『スカイ』で、66分までが今季最高のミランだったかと問われ、次のように答えている。

「そう言っていいと思う。我々はより完成度が高く、チャンスをつくり、ボールをうまくコントロールし、相手のトランジションも、1対1もうまく抑えた」

ヒラも『スカイ』で、前半について「今季ここまででベストだったと思う」と語っていた。

ラビオが残した苦言

しかし、試合のMVPに選ばれたラビオの口から出たのは、勝利を祝う言葉ではなかった。『スカイ』の試合後インタビューに、こう語っている。

「前半はとてもよかった。ところが不思議なことに、後半のラスト30分は試合の流れを見失った。それが問題だ。前半がよかったのに、後半があんな内容では、何の価値もない」

「幸い勝てたけれど、最終的にそれほど勝利に値したのかは分からない。だから少し怒っているんだ。勝ち点3は必要だったし、勝った。でも前半のような内容をやっておいて、後半にあんなふうに崩れてはいけない」

怒りの矛先は、チームだけではなかった。ラビオは41分、ダニエレ・キッフィ主審に抗議して警告を受けている。その直後に自ら追加点を奪った。

「少しの怒りが必要だったんだ。こういうもので、僕は火がついた。それ以外だと、マイク(・メニャン)も怒っていた。審判は、僕たちに対する3、4回の明白なファウルでもイエローを出さなかったのに、シャルル・デ・ケテラーレのところでは笛を吹く。僕たちはプレーしようとしているのに、判定が間違っているから怒るんだ」

「そのうえで、僕は冷静に、怒らず、審判と話さないでいなければならない。でもこういうことはある。僕たちは人間で、止めなければならないときもある。いつもは前半のほうが出来が悪いけれど、今日は逆だった。でもこれではいけない。バランスを見つけなければ」

アモリム「単なるメンタリティの問題ではない」

試合後の記者会見では、アモリム監督がこのラビオの発言を問われた。記者は、ラビオがふたたびメンタリティの欠如に触れたと切り出している。アモリム監督は、次のように受け止めた。

「彼は代表でもまったく同じことを言っていたのを思い出す。我々が話しているのは、すべてを勝ち取った選手たち、ワールドカップさえ制した選手たちだ。どんなチームにも起こり得る。代表でも同じことを言っていて、私はそれが気に入っている」

「このチームは、終盤のあの苦い後味、あの感覚で試合を終えるに値しなかったと私は感じた。だから単なるメンタリティの問題ではなく、スタジアムの中も含めて、我々がどう感じているかの問題だ。ラビオは試合後に話すときとても感情的で、私は感情的な選手がとても好きだ」

『DAZNイタリア』では、ラビオが警告を受けてハーフタイムを迎えた点にも触れている。

「ハーフタイムに話したとき、彼は理解してくれたと感じた。経験豊富な選手で、警告を受けていれば、すべてのプレーを止めるわけにはいかないと分かっている。退場になると思っていたなら交代させたが、すべてコントロールできていると感じた」

仲間も「崩れた」ことを認める

ラビオの発言は、ほかの選手の言葉とも重なる。ヒラは『スカイ』で、こう振り返った。

「65分までは試合を支配していた。そのあと僕たちは気持ちが切れて、重心を見失った。慌てて圧力をかけに行き、ボールをあまりに急いで前へ運ぼうとした。我慢を欠いたから、試合のコントロールを失ったんだ。残念だよ。前半は今季ここまででベストだったと思うし、チームの手応えをこんなふうに捨ててしまうのはもったいない」

ラビオが終盤の内容に怒っていたことをどう思うかと問われたラモスもこう語っている。

「難しいね。相手は質が高いし、プレッシャーをかけてきた。それでも、僕たちはチームとして守れるし、苦しむこともできる。でも、僕たちがここで築きたいのは勝てるチームで、勝てるチームはどんな状況でもこういう試合に勝つものだ」

ミランは3日後に次の試合を迎える。ラビオが怒りとともに残した問いに、チームがどう答えるのかに注目が集まる。

●ミラン対アタランタ:コメント、選手採点、ハイライトなど

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