レジェンドの訃報にも口を閉ざすシニアアドバイザー。その背景にある過去の体験と独自のスタンス
ミランのレジェンドであるフランコ・バレージの葬儀が4日にミラノのサンタンブロージョ聖堂で執り行われる。サッカー界だけでなく、ジュゼッペ・サーラ・ミラノ市長ら行政関係者が参列するほか、テレビでの生中継も予定されている。しかし、レッドバードのシニアアドバイザーを務めるズラタン・イブラヒモビッチは欠席が濃厚とされており、SNSではミラニスタたちの間で不信感が強まっている。
募る不信感とSNSでの「沈黙」
選手時代にはレジェンド級の働きを見せたイブラヒモビッチだが、レッドバードのアドバイザーとしてミランにかかわるようになってからの評判は芳しくない。
SNSではミランと直接関係のないプロモーション色の強い投稿が目立つ一方で、バレージの訃報を受けての投稿はなく、沈黙を貫いている。この姿勢がミラニスタたちの反感をさらに買っている状況だ。
過去の行動パターン
もっとも、この沈黙はイブラヒモビッチ流の哀悼の意である可能性がある。『MilanNews』が伝えたところによると、こうした沈黙は過去の重大な場面でも同様に見られた行動パターンとされる。
イブラヒモビッチは、父のように慕っていた代理人のミノ・ライオラが亡くなった際も公にコメントを出さなかった。また、元ミランオーナーであるシルヴィオ・ベルルスコーニの死去時にも葬儀を欠席し、沈黙を守っていた。
公での発言がないからといって、遺族やクラブへの哀悼の念や寄り添う姿勢がないことを意味するわけではないと同メディアは指摘している。
兄サプコの死から貫くスタイル
同メディアは、この沈黙と不在の理由について2014年に起きた出来事まで遡り解説している。
イブラヒモビッチは2014年、白血病により兄のサプコを亡くした。この不幸をきっかけに、彼は身近な者の死に対して非常に個人的で非公開の向き合い方を貫くようになったとされる。
表舞台に立つ公人としての姿とは対照的に、死という繊細な問題に対してはプライベートな領域として留める姿勢を確立させた。ミランの象徴が亡くなった重大な場面で例外をつくるという選択肢もあるが、自身のスタイルを貫くことこそが、彼なりの哀悼の意と言えるのかもしれない。
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