ミラン、まさかのCL出場権逸でアッレグリへの批判が噴出 「責任は経営陣と選手だけではない」

カリアリ相手に大失態

24日に行われたセリエA最終節でカリアリに敗れ、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を逃したミラン。この大失態を受け、これまで以上に批判の声は大きくなる。

『スポルトメディアセット』は、「これまで批判を逃れてきた」マッシミリアーノ・アッレグリ監督の失態にフォーカスした。

なぜか“聖域”だったアッレグリ

ミランにとって最悪の結末となった。勝てばCL出場権を獲得できるはずだった最終節、すでにモチベーションのないカリアリにホームのサン・シーロで圧倒され、敗戦を喫した。

『スポルトメディアセット』によると、これまで「ミランが勝てばアッレグリの手腕、負ければ経営陣や選手の責任」という論調がメディアやファンの間で一般的であったという。ジョルジョ・フルラーニ、ジェリー・カルディナーレ、ズラタン・イブラヒモヴィッチ、パオロ・スカローニといった上層部への批判の声が響く中、この敗戦によってこれまでのナラティブは完全に崩壊したと同メディアは指摘する。

CL出場権の獲得こそが絶対条件であり、最下位での滑り込みであってもその座を確保しなければならなかった。しかし、結果は5位転落。同メディアは、この事態に至ってもアッレグリに非はないと言えるのかと疑問を投げかけ、直近2ヶ月半のチームの完全な崩壊において、唯一批判を免れてきた指揮官にも応分の責任があることは明白であると伝えている。

アッレグリの戦術は限界?

アッレグリが今シーズン見せた姿は、2021年にユヴェントスへ復帰して以降の戦い方の踏襲に過ぎなかったと同メディアは分析する。「試合中の偶発的な要素を最小限に抑え、結果を出す」というアプローチは、自チームが他を圧倒する戦力を保持している場合にのみ有効な概念である。それは2011年にミランでスクデットを獲得した際や、2014年から2019年にかけたユヴェントスでの黄金期には機能した。

しかし、2026年のカルチョにおいて、ボール保持時の明確なアイデアを欠くスタイルは、もはや残留を争うチームであっても通用しない選択肢であると同メディアは切り捨てる。

「エンターテインメントが見たければサーカスへ行け、重要なのは結果だけだ」と言うのであれば、その結果を出さなければならない。結果が伴わなければ、有力メディアからの寵愛だけで指揮官の座を維持することは困難になると警鐘を鳴らしている。

続投の是非と不透明な未来

同メディアの報道によると、クラブ内で1週間にわたり議論されてきた再建計画において、指揮官の交代という選択肢は含まれていなかったとされる。論理的に考えれば、最終節まで責任を問われなかったアッレグリを、カリアリ戦の敗戦だけで解任することは一貫性に欠ける。そのため、ジェノア戦での3ポイント獲得後に交わされた議論を否定しないためにも、来シーズンもアッレグリ体制を継続する可能性が高いという。

メディアの中には、この戦力でここまで戦ったのは「奇跡」であり、今シーズンの戦いぶりを擁護し続ける者もいる。

しかし、すでに目標を失っていたカリアリを相手に、ホームで戦術的にも、また熱意やコミットメントの面でも圧倒され、屈辱を味わった選手たちの姿を見てもなお、アッレグリの手腕を肯定的に評価することは極めて困難であると同メディアは結んだ。

さらに、今シーズンはミッドウィークの欧州カップ戦がない状況でありながら、このような形でシーズンを終えたことに対し、来シーズンはヨーロッパリーグ(EL)を戦いながらのコンペティションとなるため、過密日程を迎えたときに何が起こるのかという懸念も示されている。

また、『MilanNews』もシーズン後半戦の失速についてアッレグリの問題を指摘。「冬のメルカートで望んでいた補強ができなかったとしても、終盤戦はひどすぎる」とし、カリアリ戦の採点記事でアッレグリ監督に対して3.5という厳しい低評価を下している。

これまではフロントと選手に批判の矛先が向いていたが、いよいよクラブの全員が非難の対象となりそうだ。

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●アッレグリ監督の試合後コメント

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