カルル右サイド固定のカギに
ミランはマッテオ・ガッビアに対する評価が一気に変わりつつある。11日のチェルシー戦では、再び出番がありそうだ。
ガッビアは8日、ユヴェントス戦にフル出場した。負傷者続出中のミランは、5日のチャンピオンズリーグ・チェルシー戦で右サイドバックにセルジーニョ・デストを起用したがうまくいかず。ユヴェントス戦ではピエール・カルルを右サイドに出して、センターバックにガッビアを置いている。
ユヴェントス戦ではチーム全体が優れたパフォーマンスを見せたが、今季初先発だったガッビアの活躍は高く評価されるべきだ。ドゥシャン・ブラホビッチというリーグ屈指のストライカーにほとんど仕事をさせず、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は「7」の高評価を付けている。
昨季はセリエA8試合、コッパ・イタリア2試合の出場にとどまったガッビア。ミランは、夏のメルカートで放出に動いていた。最終的に残留してベンチを温めることになったが、思わぬ形で出番が訪れ、自らの殻を破っている。
ただ、ミランは22歳のガッビアの将来性は以前から買っている。実際、今年2月の契約更新で、2026年までの長期契約を交わしていた。そのため、夏の移籍はあったとしてもレンタル。クラブが期待する若手であることには変わりない。
近年、若手の急成長で力をつけてきたミラン。今季はガッビアが飛躍する番となるだろうか。
