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ジルーの尻を蹴飛ばした恩師 「カンピオーネだと分からせた」

ムラがあった選手を目覚めさせる

かつてモンペリエでオリヴィエ・ジルーを指導したルネ・ジラール氏が、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューで、フランス時代のあるエピソードを明かした。

今季からミランに加わり、「背番号9の呪い」を打ち破るべく、チーム最多タイの公式戦10ゴールをマークしているジルー。2010年夏から2年にわたって指導したジラール氏は、次のように話している。

「木曜のミニゲームだった。彼があまり頑張っていなかったんだ。精神的にテンションが落ちるときがあった。それで私は中断させ、彼のケツを蹴っ飛ばしたんだ。思いっきりね。みんなが私を見て、彼も見て、それから一緒に笑い飛ばした。普通の選手とカンピオーネ(最高級の選手)の違いを彼に分からせたのさ。オリヴィエはカンピオーネだからね」

モンペリエで活躍したジルーは、アーセナル、チェルシーでタイトルを次々に獲得し、昨夏ミランに加わった。そして今季もスクデットを目指している。

「今の彼がしていることには、本当に脱帽だよ。ズラタン・イブラヒモビッチのように40歳までプレーするかは分からない。だが、彼には賛辞を寄せたいね。ミランはスクデットにふさわしいチームだ」

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