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「ミラン入団時は薬の影響で…」。モラタが語る会見の裏側とスペインで生きる難しさ

精神的に苦しい時期を過ごしていた元スペイン代表FW

2024年夏にミランの一員になり、2025/26シーズンはコモで過ごした元スペイン代表のアルバロ・モラタが、マリオ・スアレスのポッドキャスト『El camino de Mario』で自身のキャリアについて語った。

当時のモラタはうつやパニック障害に悩まされ、不安定な時期だったことは、のちのインタビューで明らかになっている。

ミラン入団会見の衝撃的な裏側

モラタは、2024年夏に名門ミランへ加入した当時の様子をこのように振り返っている。

「ミランの入団会見の時、薬の影響(※治療用の服用など)下にいて、自分が一体何をしているのかよく分かっていない状態で行ったんだ。もちろん、ミランがとてつもなく巨大なクラブであることは分かっているけれどね」

アトレティコ退団の葛藤と街での苦悩

アトレティコ・マドリーでは自分自身がどのように思われていると考えているか、という問いに対してモラタは複雑な胸中を明かした。

「どう思われているかは分からない。ただ、ようやくファンに理解され、評価されたと思えたまさにそのタイミングでチームを去ることになってしまったのは心が痛む」

「正直なところ、僕はある種の罪悪感から移籍を選んだのだと感じる。アトレティコはいつだって世界最高のクラブの一つだ。その後にフリアン・アルバレスが加入することは当時知らなかったけれど、もし知っていたとしても残留していただろうね」

さらに、レアル・マドリーとアトレティコというマドリードに所属したことで、スペイン国内での生活には大きな制限があったという。

「以前は、スペインの街をまともに歩くことすら難しかった。アトレティコのサポーターからは歓迎されず、マドリーのサポーターからは僕がアトレティコのファンであることが気に入らないと煙たがられた」

「彼らは、これが『仕事』であることを理解できないんだ。僕はチャンスが巡ってきたからマドリーでプレーしたし、そのことにはとても感謝している。誰に対しても憎しみや恨みはないよ。カルバハルは友達だし、今でも彼らを応援している」

こうしたライバル関係に対する世間の反応について、モラタはイタリアとの違いを挙げながら、独自の持論を展開した。

「ただ、スペインではレアル・マドリーからアトレティコへとライバルを渡り歩く選手を見るのは普通のことじゃない。イタリアだと、ミランとインテルの両方でプレーするケースがあるけど、そっちの方が全然普通だ」

「ただのサッカーなんだから、人々もそれを理解すべきだと思う。僕はこういった話のとき、いつも一般企業の例を出す。誰だって、サラリーや個人的な動機、あるいは居心地が悪くなったら転職するだろう? それなのに、僕たちフットボーラーだけは『裏切り者』扱いされてしまうんだ」

人生の縮図としてのアトレティコ・マドリー

それでもモラタは、古巣アトレティコへの深い愛情と敬意を失っていない。

「救いなのは、アトレティコのサポーターと会うと、みんな今でも愛情を持って挨拶してくれることだ。僕にとってそれは計り知れない価値だ」

酸いも甘いも噛み分けた彼が、自身の子どもたちに望むのはアトレティコの応援だという。その理由には、彼がフットボール人生で得た深い哲学が込められている。

「自分の子どもたちにはアトレティコを応援してほしいと思っている。だって、人生に一番よく似ている存在がアトレティコだと思うからだ。コケやチョロ(ディエゴ・シメオネ監督)、そして何年もチャンピオンズリーグのタイトルを追いかけ続けているクラブの人々を見ていると、心底そう思う。コケが合宿に戻ってきて、またゼロから(タイトルへの挑戦を)やり直す姿を見ていると……。自分だったら耐えられないかもしれない。精神的にものすごくエネルギーを削られることだからね」

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●心が折れかけていたモラタ「うつ病・パニック障害と闘った。爆発寸前だった」(2024/10/11)

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