ネイマールに憧れるブラジル生まれのイタリア人
11月4日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第4節。コモはアウェーでRCランスに9-1で圧勝した。アウェーチームのCL史上最多得点記録を更新したのが、CL初出場のコモだったことは世界を驚かせている。
それと同時に、9点目を挙げたマッテオ・パパッチョーリにも注目が集まっている。18歳の新星は、トップチームデビュー戦でいきなり得点を決めた。
セリエAデビューを果たしていない若き才能は、どんな選手なのか。イタリアメディアの報道をもとに紹介する。
プロフィール
| 氏名 | マッテオ・パパッチョーリ(Matteo Papaccioli) |
| 生年月日 | 2008年5月9日(18歳) |
| 出身 | ブラジル |
| 身長 | 175cm |
| 利き足 | 左 |
| ポジション | 攻撃的MF、トレクァルティスタ |
| 所属 | コモ |
| 代表歴 | イタリア世代別代表(U-16〜U-18) |
ネイマールに憧れた、ブラジル生まれの少年
パパッチョーリはブラジルに生まれた。幼少期はフットサルのクラブで足技を磨き、10歳の頃、家族とともにイタリアへ渡ったという。父クラウディオさんはコモ出身のイタリア人で、母のアンドレイアさんがブラジル人だ。
憧れの選手は、ブラジルのスターであるネイマール。コモの公式サイトのインタビューで、15歳のときに、本人はこう話している。
「ブラジル人として、ネイマールにはずっと憧れてきた。ピッチでの明るさと意思の強さが好きなんだ」
同じインタビューでは、プロの選手になることが目標だと語り、いつかコモのトップチームでデビューしたいと話していた。
14歳でコモ下部組織へ
コモのアカデミーに加わったのは、2022年、14歳のときだ。U-16では25試合に出場し、7得点6アシストを記録した。
2024年2月には、U-16イタリア代表で代表デビューを果たした。同年10月には16歳でクラブと初めてのプロ契約を結んだ。
前十字靭帯の離脱、約9カ月ぶりの復帰
しかし、2026年に試練が訪れた。
2025年10月、コッパ・イタリアのサッスオーロ戦でトップチームに初めて招集された。プロデビューが近づいていたが、2026年1月に前十字靭帯を断裂して長期離脱。プリマヴェーラで復帰したのは、10月のことだった。
その後、UEFAユースリーグにも出場してコンディションを上げていると、ランス戦では途中出場で投入され、終了間際にゴールを記録。一度はオフサイドで取り消されかかったものの、映像判定で覆り、うれしいトップチーム初ゴール。控えめに膝から芝に滑り込んでゴールパフォーマンスを披露し、満員のスタンドと喜びを分かち合った。
プレースタイル
パパッチョーリについて『FanPage』は、トレクァルティスタか攻撃的なインサイドハーフをこなせるMFと紹介した。
特長として挙げられているのは、ライン間に動く力と、スルーパスを狙う姿勢だ。技術に優れ、体をぶつけ合う勝負よりも、創造的なプレーを選ぶタイプとされる。攻撃への意識が強い、とも書かれている。
8日にはインテル戦
コモは8日のセリエA第11節でインテルと対戦する。
パパッチョーリが招集メンバーに加わるのかは現時点で分からない。
ただ、パパッチョーリは前十字じん帯の負傷から復帰した10月10日のプリマヴェーラのゲームの対戦相手が、インテルのプリマヴェーラだった。この試合に途中出場したパパッチョーリは、86分にゴールを決め、チームを敗戦の危機から救っていた。
ランス戦で注目を集めた18歳が、セリエAのビッグマッチにも登場するのだろうか。

