アクイラーニのもとで活躍中の20歳
13日に行われたセリエA第4節のサッスオーロ対ユヴェントスは、3−2でサッスオーロが劇的勝利を収めた。サッスオーロの勝利の立役者になったヴァシリエ・アジッチに称賛が相次いでいる。
後半アディショナルタイムの1分に同点弾を許したサッスオーロは、その3分後に再び勝ち越した。逆転弾を狙うユヴェントスの守備が薄くなったところにカウンターを仕掛け、アジッチが決勝弾を決めた。
ゴールを叩き込んだ瞬間、アジッチは派手には喜ばなかった。むしろ、詫びるかのような素振りさえ見せた。ユヴェントスからのレンタル中である身で、歓喜するわけにはいかなかった。
20歳のアジッチは、この夏にサッスオーロに加入。新天地ではここまで5試合3得点1アシストと即座に結果を残していた。
試合後の会見でアジッチは、「ユヴェントス相手にゴールを決めたけど、いまはサッスオーロの勝利がうれしい」と複雑な胸中を明かした。「ユヴェントスは常に危険な相手。今日のように、一瞬で2点を決める力がある。でも、僕にこれだけスペースを与えられたことには驚いた。何度か外してしまったから、3度目は絶対に外せなかったんだ」と振り返った。
ゴール後に声を掛けられたネマニャ・マティッチについては「素晴らしい人で、たくさん助けてくれる。プレミアで9シーズンプレーした彼のようになりたいと僕たち若手は憧れているんだ」と敬意を示し、友人でもあるエドン・ジェグロヴァの活躍にも祝福を送った。
サッスオーロのアルベルト・アクイラーニ監督は「彼のポテンシャルは非常に高い。今季いいスタートを切った。ただこの程度で満足してはいけない、道のりはまだ長い」とコメント。ベンチスタートの理由については「優秀な選手が多く、5人交代制の今は控えにも主力の気持ちで臨んでもらう必要がある」と説明した。
71分投入のアジッチに対する『TMW』の採点は7点。「終盤のカウンター管理には課題を見せたが、ほぼ何もないところから3ポイントに値する傑作を生み出した」との寸評を記した。
9月13日の魔法
アジッチにとって、9月13日は特別な日なのかもしれない。2025年の9月13日には、ユヴェントスの一員として、インテルとのイタリアダービーに途中出場。終了間際に決勝点を挙げていた。
ユヴェントスを沈めた一撃

