クアドラードとヒートアップしたインテル主将
インテルは4日に行われたコッパ・イタリア準決勝ファーストレグでユヴェントスと敵地で対戦し、1-1の引き分けで試合を終えた。この試合は終盤に3選手が退場となる大荒れで幕引きとなったが、その原因は何だったのだろうか。
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インテルは後半アディショナルタイムにPKを獲得。これをロメル・ルカクが決めて、1-1の同点に追いついた。この得点の直後、ルカクはユヴェントスのゴール裏に向かって挑発的なジェスチャーを見せて、フアン・クアドラードともめている。
すでにフェデリコ・ガッティに対する危険なタックルで警告を受けていたルカクは2枚目のイエローカードで退場。インテルは10人で試合を終えた。
しかし、試合終了のホイッスルのあとでもうひと騒動。今度はクアドラードとサミル・ハンダノビッチがもめた末、どちらにもレッドカードが出ている。
『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、クアドラードが試合後、ルカクの行為についてハンダノビッチに苦言を呈したのがきっかけ。「最初は穏やかなムードだったが、行き過ぎた言葉があったのか、突然ヒートアップした」とのこと。「両チームの緊張感はロッカールームに戻ったあとも続いた」と伝えている。
クアドラードのパンチがハンダノビッチに…
そもそもなぜルカクは怒っていたのか
フィオレンティーナ戦で決定機を外したこともあってナーバスになっているところはあったとしても、ルカクがそこまでヒートアップすることは珍しい。ガッティに対する危険なタックルを見せた時点で、多くのインテリスタはルカクが苛立っていることに気づいていた。
『FcInterNews』などによると、原因はスタンドからの人種差別にあったようだ。それが得点後の「黙れ」ポーズにつながったとされている。
同メディアによると、ユヴェントスのスタンドから聞かれた人種差別行為はFIGC関係者も確認しており、今後調査の対象になるはずとのことだ。
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