マロッタは有能バランサー? インテルCEOの仕事を称えるガゼッタ

インザーギ監督とチャン会長の板挟み

『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は16日付の記事で、インテルのジュゼッペ・マロッタCEOの動きを称えた。

これまで数多くのビッグディールを成立させてきたマロッタCEO。そのらつ腕ぶりは今に始まったことではないが、「特に今夏は簡単な仕事ではない」と『ガゼッタ』は指摘している。

シモーネ・インザーギ監督は昨季の戦力の維持に加えてチーム力アップを求める一方で、スティーブン・チャン会長からは、利益を出すことを求められている。この間でバランスを取り続けているのがマロッタCEOだ。

ここまでに何度もビッグネーム放出の可能性が伝えられてきたインテルだが、ほぼ昨季の主力が残った状態で新シーズンを迎えることができた。インザーギ監督は、現在のメルカートのテーマが戦力の維持と、アンドレア・ラノッキアの後釜となる控えセンターバックの1人だと明言しており、クラブは現在、この補強を目指している。

一方で、アンドレア・ピナモンティとチェーザレ・カザデイの放出でおよそ4000万ユーロを確保。ロメル・ルカク、クリスチャン・アスラニ、ラウル・ベッラノーヴァ、アンドレ・オナナ、ヘンリク・ムヒタリャンといった選手を獲得しているが、しっかりと利益を生んでいる。

ただ、まだメルカートは開いており、この先が最も重要なはずだ。ミラン・シュクリニアルやデンゼル・ドゥンフリース移籍の噂はいまだに消えていない。メルカートの終盤に主力を手放すことになれば、その代役確保の時間も限られることになる。マロッタCEOは最後までインザーギ監督とチャン会長の双方の期待に応え続けられるだろうか。

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