インテルは9日、コッパ・イタリア準決勝セカンドレグでユヴェントスと対戦し、0-0で引き分けた。ファーストレグで敗れていたインテルは、敗退が決まっている。イタリア各メディアが選手採点を掲載した。
インテルで高評価だったのは、GKサミル・ハンダノビッチ。主要3紙がインテルのベストプレーヤーに選出している。反対に低評価だったのはロメル・ルカクとラウタロ・マルティネスの前線コンビ「Lu-La」。ユヴェントスのメリフ・デミラルとマタイス・デ・リフトが高評価だったことからも分かるとおり、完全に押さえ込まれた形。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』と『コッリエレ・デッロ・スポルト』はルカクを、『トゥットスポルト』はラウタロをワーストにした。
評価が分かれているのはクリスティアン・エリクセン。アルトゥーロ・ビダル不在の影響で左のインサイドハーフに入ったデンマーク代表MFは、マルセロ・ブロゾビッチとともにボールを引き出して攻撃を組み立てた。ただ、決定的な存在ではなかったという見方もできる。
『ガゼッタ』はエリクセンに対して、ワーストとしたルカクらと同じ「5」の低評価で「がっかり」させたと記した。『トゥットスポルト』は「今回は爪痕を残せず」としている。
『スポルト・メディアセット』や『FcInterNews』もセットプレーの精度が低かったという指摘でワーストではないものの低評価だった。
エリクセンをある程度評価しているのは『TMW』で、こちらは「6」を付けた。大抵のメディアがブロゾビッチよりもエリクセンを下の評価にする中、こちらはブロゾビッチにラウタロと並んでチームワーストタイの「5」を付けている。同メディアはエリクセンについて「戦術的にレジスタよりもインサイドハーフ。実際、ほとんどのパスは彼から出ていた。前半はベストの一人。時間の経過とともにペースダウン」と記している。
アントニオ・コンテ監督は試合後、「クリスティアンは彼の役割を果たした。ブロゾビッチと彼を置き、プレーメーカー2人でやりたかった。それでユヴェントスを苦しめた。彼のやったことに満足している」とコメントしていた。