インテルが冬の補強でお金を使えないかもしれない。『コッリエレ・デッロ・スポルト』が30日に伝えた。
インテルは29日、アントニオ・コンテ監督とディレクター陣でミーティングを行った。この席には中国からスティーブン・チャン会長もオンラインで参加。さまざまなテーマについて話し合ったとされている。
このミーティングでは、まずラジャ・ナインゴランのカリアリへのレンタルが承認されたようだ。ただ、そのほかの放出についてはまだ動きがない。
クリスティアン・エリクセンについては、複数のクラブが関心を持っているが、まだ抜きんでた取引相手がいない様子。「パリ・サンジェルマン、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッド、いずれも前に出ていない」と『コッリエレ』。「ウェスト・ハムも調査をしたがレンタルを検討しているだけで、現時点でインテルの交渉相手にはなり得ない」という。
アンドレア・ピナモンティに出場機会を与えると同時に、その代役を確保したいインテルは、パルマのジェルビーニョも狙っている。だが、こちらはパルマが納得できるトレードではないようで、現時点で進展はない。パルマの要求はインテルが金銭を支払うことによる完全移籍のみだという。
ウディネーゼのロドリゴ・デ・パウルは、インテルの要求が1年半レンタルからの完全移籍。一方でウディネーゼは1月の引き抜きに反対で、さらに要求は完全移籍とのことだ。
メルカートに投じる資金がないインテル。そうなると候補は限られてくる。現時点で有力なのがリヴァプールのディボック・オリギ。こちらは両クラブともレンタル希望と思惑が一致しているため、可能性としては考えられる。
ただ、よりインテルが注視しているのはアタランタのパプ・ゴメスのようだ。こちらは代理人のジュゼッペ・リーゾ氏がまもなくクラブと会談予定。そこで今後の方針が決まるものとみられている。インテルは6カ月のレンタルを希望しているが、今後の動きに注目だ。