インテルのアントニオ・コンテ監督が20日、翌日のボルシア・メンヒェングラッドバッハ戦に向けた前日会見などに臨んだ。『FcInterNews』がその様子を伝えている。
――ビダルとハキミの加入で過去2年よりも多くの経験がある。
「昨シーズンはヨーロッパリーグの決勝まで行った。経験値は確かに上がっている。そこにビダルが加わり、明らかに経験が増えたね」
――新型コロナウイルス陽性から戻ってきた選手は?
「バストーニは昨日グループ練習に戻った。今日で2日目(の全体練習)だ。起用可能で、ベンチスタートになるだろう。新型コロナから回復したあとに少し時間が必要となることも考慮しなければいけない。すぐにチームに入れることはできない」
「あとは評価していくことになる。ブロゾビッチは疲労を抱えてダービーを終えた。センシもそうだ。大きなリスクを抱えないようにフィジカル面の評価をしていく」
――インテルはチャンピオンズリーグでどこまで行ける?
「カンピオナートは拮抗している。複数のクラブがトップ4を目指している。とても競争力があるからね。我々もそこにいたい。そのために全てをしていく。国外では、レアル・マドリーがカディスに敗れ、バルセロナがヘタフェに敗れた。少し予想外の結果だ。それは代表戦のあとで、たくさんの選手が疲れているということもあるだろう。我々に関していえば、自分たちの運命を決めるのが自分たちでなければいけない。今日の時点でチャンピオンズリーグで何ができると言うのは難しい。ポジティブな方へ向かって行きたい。それは確かだ」
――エリクセン不在時もトレクァルティスタを置くのはなぜか。ビダルはそこでプレーできるか。
「このシステムは、選手を高めるものだと思う。このシステムはヨーロッパリーグの決勝トーナメントでもやった。バレッラを少し右に動かし、ブロゾビッチとガリアルディーニで組み立てた。しばらく使ってきたシステムだ。トレクァルティスタのポジションを変えることはできるが、それはいずれにしてもトレクァルティスタのままだ。バレッラ、ビダル、センシ、エリクセン、たくさんの選手がそこでプレーできる」
「エリクセンはよく練習に励んでいる。ほかのみんなと同様、チームのために取り組んでいる。私は試合ごとに選択をする。彼は自分がもっとできると分かっているし、我々が彼にもっと多くを期待していることも分かっている。これからの日程において、その改善を見せられるかは大事になってくるね」
――サンチェス
「チリからしっかり情報が届かなかったから、我々はとても心配していた。内転筋の疲労を訴えたよ。試合に向けて細心の注意を払って準備した。そして、彼はプレーした。心配はしているが、保証を与えてくれた。彼は今、良い状態で、それを示したいという意欲がある。明日はスタメンでもいけるだろう」
――ボルシア・メンヒェングラッドバッハ戦
「このグループは接戦になる。ブンデスリーガのトップで、互角の試合になるだろう。我々のステップは、昨シーズンのものをさらに改善していくことだ。グループステージを突破しなければいけない。自分たちの運命を決めるのが自分たちでなければいけない」
――失われたバランスを取り戻すには?
「要点は1つだ。我々はキャラクターのはっきりしたチームだ。常に2トップで、攻撃的にいく。昨シーズンもそうだった。新加入選手にも時間が必要だ。昨季はコラロフではなくゴディンがいて、リーグ最少失点だったことを忘れないでほしい。状況は改善されると確信している。ヨーロッパでは多くのゴールが生まれている。リヴァプールはアストン・ヴィラに7失点し、マンチェスター・シティは(レスター戦で)5失点だ。守備面で時代遅れになりすぎないようにすべきだ」