サン・シーロでコモを下す
ミランは15日、セリエA第29節でコモと対戦し、2−1で勝利した。前半は33分に失点を許したほかにもピンチもあったが、際どいオフサイドの判定で1点差を維持すると、後半にクリスティアン・プリシッチとタイアニ・ラインデルスの得点で逆転に成功した。
イタリアメディアの選手採点を紹介する。
ミラン、コモ戦の主な採点
テオ・エルナンデス
MilanNews:5 – 序盤は積極的に攻撃に関与する姿勢を見せたが、スモルチッチを突破できず、前半のみで交代。唯一の見せ場はムサへのアシスト未遂。
TMW:5 – 苦しい試合になると消えてしまう傾向が続く。コモの攻撃に対応できず、前半のみの出場に。
ユヌス・ムサ
MilanNews:4.5 – 序盤に決定機を迎えながらもシュートミス。その後もパスミスや不用意なファウルで流れを悪くし、観客のブーイングを浴びながら交代。次節ナポリ戦は出場停止。
TMW:5 – 決定的なゴールチャンスを逃し、中盤で苦戦。影響力をほとんど発揮できず。
ウォーレン・ボンド
MilanNews:6 – 中盤で奮闘し、ムサの守備負担をカバー。しかし、ミスをしたムサのフォローでイエローカードを受ける。後半はピッチを去ることに。
TMW:5.5 – 序盤に1回だけ効果的なプレーを見せたが、その後はコモの選手を追いかけるばかり。守備に苦しみ、前半で交代。
クリスティアン・プリシッチ
MilanNews:7 – 前半は低調だったが、後半に大きく改善。左足で決めた同点ゴールは芸術的。ミランが立て直すきっかけをつくった。
TMW:7 – 前半は何もできずにフラストレーションを溜めたが、後半に豹変。チームを鼓舞し、同点弾で反撃の口火を切る。「キャプテン・アメリカ」としてリーダーシップを発揮。
タイアニ・ラインデルス
MilanNews:7.5 – 試合の流れを変えた立役者。プリシッチのゴールをアシストし、自身も決勝ゴールを決める。安定感のあるプレーでチームを牽引。
TMW:7.5 – 後半は圧巻のパフォーマンス。アシストに加え、見事なゴールでミランを勝利に導いた。まさにチームの中心的存在。
ラファエル・レオン
MilanNews:5.5 – チーム全体の不調に引きずられ、前半はほとんど見せ場なし。しかし、ボールを持てば相手に脅威を与える存在感はあった。
TMW:5.5 – 決定的な仕事ができず、ミスも多かった。持ち前の才能を活かしきれないまま試合を終えた。
サンティアゴ・ヒメネス
MilanNews:5.5 – ミランのストライカーとして機能するのが難しい状況。ほとんどチャンスをもらえず、孤立する場面が多かった。
TMW:5.5 – 奮闘するも、まともなボールが供給されず、影が薄かった。
(→68分) タミー・エイブラハム
MilanNews:7 – レッチェ戦に続き、途中出場で決定的な仕事を果たす。ラインデルスへの絶妙なアシストで決勝点を演出。攻撃の活性化に貢献。
TMW:7 – ピッチに入ってわずか7分で試合を決めるパスを供給。勝利の立役者。
セルジオ・コンセイソン監督
MilanNews:6 – チームの脆さは否めないが、ラインデルスとプリシッチの活躍で勝利を手にする。まだ修正すべき課題は多い。
TMW:6.5 – 連続で逆転勝利を収め、チームの粘り強さを示した。課題は残るものの、結果を出せた点は評価できる。