ミラン、ターレSDが退任濃厚 アッレグリ体制も終焉?

イブラヒモビッチとの関係がカギを握るか

ミランの周辺が慌ただしさを増している。ピッチ上での苦戦が続く中、クラブ内部では経営陣、強化担当、そして監督を巡る複雑な権力争いの様相を呈している。

その中で、まずはスポーツディレクターのイグリ・ターレがミランを去ることになりそうだ。

ジャンルカ・ディ・マルツィオ、マッテオ・モレットといった有力記者、さらには『イル・ジョルナーレ』など現地紙の報道を総合すると、ミランは組織の根幹から刷新される可能性が高い。

強化責任者イグリ・ターレの退任は不可避か

現在、最も去就が確定的と見られているのが、ターレだ。ディ・マルツィオ記者は14日、「ターレがSDの座に留まることはない」と断言した。

モレット記者もこの動きを裏付けており、クラブ側がターレの手腕を厳しく評価していると指摘した。後任候補には、アタランタからの退団が噂されるトニー・ダミーコらの名が挙がっているが、いずれにせよターレのプロジェクトは今季限りで幕を閉じるとみている。

アッレグリ続投を阻むイブラヒモビッチとの確執

マッシミリアーノ・アッレグリ監督の立場も極めて危うい。本来、UEFAチャンピオンズリーグ出場権を獲得すれば1年の契約延長が自動的に発動する条項があるものの、フロント陣との溝は深まるばかりだ。

ミランは夏の改革でイブラヒモビッチを表舞台に戻す方針とされている。そのイブラヒモビッチとアッレグリ監督の関係が良くない。

『イル・ジョルナーレ』によると、両者の対立は1月の移籍市場から始まっていた。

イブラヒモビッチはチアゴ・シウバの復帰を提案したが、アッレグリ監督はマッテオ・ガッビアの成長を妨げかねないとして拒否。獲得寸前まで進んだジャン=フィリップ・マテタの移籍破談などを経て、両者の信頼関係は崩壊した。現在、イブラヒモビッチはジョルジョ・フルラーニCEOと共に、アッレグリの監督解任を強く推し進めているとされる。

後任候補と不透明な指揮官の座

アッレグリが去った場合の候補者として、以前からフルラーニCEOが評価しているヴィンチェンツォ・イタリアーノの名が再浮上している。一方で、イタリア代表監督の座を巡る動向も無視できない。イタリアサッカー連盟の意向次第では、アッレグリやアントニオ・コンテが代表候補に挙がる可能性もあり、それがミランの監督人事にも波及する可能性がある。

「ミランの内部には複数の意志が存在している」とディ・マルツィオ記者が語る通り、クラブはいま、誰が舵を取るべきかという根本的な問いに直面している。

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