ミランやフィオレンティーナで活躍したMF
元イタリア代表のジャコモ・ボナヴェントゥーラが、自身のSNSを通じて現役引退を表明した。
主にアタランタ、ミラン、そしてフィオレンティーナといったクラブで活躍したボナヴェントゥーラは、セリエA通算380試合に出場し、64ゴール56アシストという輝かしい数字を残した。2024年夏にはアル・シャバブに加入してサウジアラビアで1年を過ごしたあと、昨年夏からフリートランスファーになっていた。
36歳でスパイクを脱ぐ決断を下した“ジャック”は、自身のキャリアの原点と、これまで関わったすべての人々への感謝を述べている。
自由を求めた原点とアタランタでの教え
ボナヴェントゥーラは、自身がサッカーを始めた純粋な動機を振り返る。
「僕は何者かになるためにカルチョを始めたわけではない。ただ、足元にボールがあるだけで自由を感じられたから、このスポーツを始めた」
プロとしての基礎を築いたベルガモの地、そしてアタランタというクラブへの敬意も忘れていない。
「ベルガモは僕を育ててくれた場所で、アタランタが僕という人間を形作った。そこでは規律、ハードワーク、そして謙虚さを学んだ。その経験があったからこそ、その後、ミランへと辿り着くことができた」
サン・シーロの熱狂とミランの歴史
キャリアの最盛期といえる時期を過ごしたミランでは、名門の重圧を背負いながらもファンと深い絆を築いた。
「サン・シーロの熱狂は、一度身体に入ると決して離れないアドレナリンのようなものだ。ティフォージとは強い絆を築くことができたし、僕自身、ミランの偉大な歴史の一部になれたと感じている」
フィレンツェでの情熱とサウジアラビアでの知見
フィオレンティーナでは、チームの中心として全体をけん引した。
「フィレンツェでの4シーズンも決して忘れることはない。素晴らしい街、並外れたティフォージ、そして強烈な情熱があった」
また、キャリアの最終章となったリヤドでの日々についても、一人の人間としての成長に繋がったと総括した。
「最後に経験したリヤド(サウジアラビア)もユニークな体験だった。新しい友人や異なる文化に触れ、一人の人間として豊かになれたと感じている」
カルチョとの終わらない関係
選手としての物語は幕を閉じるが、彼のサッカーに対する情熱が潰えることはない。
「今日、選手としてのキャリアに終止符を打つ時が来た。しかし、これはピッチへの別れではない。このスポーツに対する僕の情熱はあまりに大きく、カルチョとの関係が途切れることはないだろう」
最後に、彼はこれまでの旅路を支えた人々へ最大限の謝辞を述べた。
「これまでのチームメート、監督、ティフォージ、そして家族に感謝したい。本当に美しい旅だったよ」

