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ミラン、土壇場被弾で痛恨の敗戦…。アタランタが5試合ぶり白星【採点・コメント・動画付き】

メニャンが好守連発も最後に沈む

9日に行われたセリエA第15節のアタランタ対ミランは、3−2でホームのアタランタが勝利を収めた。

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激闘は技ありゴールで決着

ミランはオリヴィエ・ジルーが2試合の出場停止から復帰してセンターフォワードに入った。人員不足の最終ラインでは、前節に続いてテオ・エルナンデスが起用されている。

ミランは立ち上がりからチャンスをつくった。ジルーがクリスチャン・プリシッチとのワンツーで抜け出して好機を迎えるもブロックされてしまう。対するアタランタは9分、シャルル・デ・ケテラールに決定機が訪れたが、クロスバーの上に外した。

激しい前半で先手を取ったのはアタランタ。38分、ペナルティーエリア左でボールを持ったアデモラ・ルックマンが深い切り返しから右足でシュートを放つと、フィカヨ・トモリに当たってコースが変わってゴールネットを揺らしている。

ただ、ミランも追いすがり、前半アディショナルタイムにセットプレーからジルーがゴールを決めて1-1で折り返した。

後半はよりアタランタのペースとなる。55分、デ・ケテラールのクロスにルックマンが合わせて勝ち越しに成功する。その後はジョルジョ・スカルヴィーニらが決定機をつくったが、ミランはマイク・メニャンのファインセーブで追加点を許さず、なんとか踏みとどまった。

ミランは守護神の奮闘に応え、途中出場のルカ・ヨビッチが80分に2試合連続となるゴールを挙げて、2-2の同点に追いついた。だが、このゴールの直後にデ・ケテラールを引っ張って警告を受けていたダヴィデ・カラブリアが後半アディショナルタイムにもイエローカードをもらって退場となる。

すると、アディショナルタイムの5分、アタランタは高い位置でのボール奪取から、最後はルイス・ムリエルがヒールで決めて、土壇場で勝ち越しに成功。白熱の一戦は、3-2でアタランタの勝利に終わった。アタランタはセリエAで5試合ぶりの勝利となっている。

ミラン選手採点

高評価:マイク・メニャン、オリヴィエ・ジルー

ミランの高評価は、マイク・メニャンとオリヴィエ・ジルーに集中した。好守連発の守護神は、『TMW』と『MilanNews』で7.5が付き、チーム単独最高評価。ジルーはその次で、『TMW』は7、『MilanNews』は6.5を付けている。『スポルトメディアセット』は両者に6.5を付けており、こちらもミランで最高評価だ。

『TMW』はメニャンについて「ミランにとって決定的な要素。しかし、今回はそれだけでは足りなかった。彼はできる限りのことをした。特にルックマンのシュートを止めたのはミラクルセーブだった」と絶賛している。

低評価:ダヴィデ・カラブリア

この試合のワースト評価は、主将のダヴィデ・カラブリアだ。『MilanNews』『TMW』『スポルトメディアセット』がそろって単独最低点を付けている。『スポルトメディアセット』は5で、ほか2メディアは4.5を付けた。

『MilanNews』は「カピターノが沈没させた」と見出しを付け、「最初の2点は彼は彼からだった。ガスペリーニは後半、デ・ケテラールをサイドに移し、全く対処できなかった。終盤には短い間に2度警告を受けて退場したのも不用意だった」とした。

『TMW』は「最初はルックマンに、そのあとはデ・ケテラールに、やりたいようにやられた。守備面でとても困難だった試合」と記している。

そのほかでは、サムエル・チュクウェゼの評価も低く、5が並んだ。『MilanNews』は、テオ・エルナンデスやタイアニ・ラインデルスにも5を付けている。

試合後コメント

ステファノ・ピオリ(ミラン監督 / 会見)

「結果は残念。継続して結果を出さなければ。前半はうまくいって良い形で折り返したが、後半の序盤は相手に主導権を握られた」

「カラブリアの退場で切れるカードが変わった。ただ、3失点目は重かった。この失望を、次の試合へのモチベーションに変えなければいけない」

「引き分けで終えていたら、この試合はいろいろとポジティブな要素があったと言えただろう」

「カードが多い? 間違いない。5回も退場者が出ている。取り組むべき課題だろう」

アレッサンドロ・フロレンツィ(ミラン / DAZNイタリア)

「重要な選手を欠く中で、僕たちは正しい姿勢で臨んだ。今夜の負けは不当だよ。ウディネーゼ戦はいろいろなことが不十分だったけど、今夜は違う。チームとしてはよくできた。勝ち点ゼロというのは残念だけど、ここからやり直しだ。また3日後に試合があるのは良いことだね」

「勝てないときでも、負けてはいけない。ルイス(・ムリエル)が素晴らしいゴールを決めたんだ。僕たちは痛手を負った。残念だよ。僕からみて、少なくとも引き分けに値するゲームだった」

「夏から僕たちの目標は複数のコンペティションで競争力を保つということだった。水曜日はチャンピオンズリーグで続けられるかヨーロッパリーグへ行くかという戦いだ。野心をどこに向けるかは3月の状況次第だけど、僕たちは高い志をもってシーズンを始めたよ」

ジャン・ピエロ・ガスペリーニ(アタランタ監督 / DAZNイタリア)

会心の勝利
「この性格が我々の長所の一つだ。我々にはヨーロッパリーグもある。それが多くのものをもたらしてくれるが、同時にケガやエネルギーの消耗というものもある。ただ、今日は素晴らしい試合をしてくれた」

大活躍のアデモラ・ルックマン
「いつもこのプレーができるわけじゃない。毎回これだったら、それこそ怪物だ。彼はチームと同じスピリットを持って戦っている。一流の選手だ」

デ・ケテラール
「(立ち上がりの決定機逸は)オフサイドだと思ったようだ。あれは残念だったが、彼は成長している。この試合の中でも良くなっていた。調子は良いし、彼と一緒にやれるのは素晴らしいことだ」

この試合がターニングポイントに?
「ここまで我々はほとんど何もできていない。甘さや些細な出来事で負けたりもしてきた。今日はうまくいった。妥当な結果だ」

アタランタ対ミラン:ハイライト動画

セリエA公式YouTube
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