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ミラン戦で大誤審セッラ主審、選手たちに感謝 あの事件を振り返る 

「そのシュートは入らないで」当時の心境を語る

先月17日に行われたミラン対スペツィアの一戦で主審を務めたマルコ・セッラ氏が『スカイ』のインタビューに応じた。

誰の目にも明らかだった誤審

ミラン対スペツィアは、1-1で迎えた後半アディショナルタイムの2分、ジュニオール・メシアスがゴールネットを揺らしてミランが勝ち越したかに思われた。しかし、直前にミドルシュートを打ったアンテ・レビッチに対するファウルを取ったため、メシアスのゴールはプレーが止まった後でのものとなってしまい、得点は認められず。スペツィアがその後逆転弾を決め、ミランはまさかの敗戦となっていた。

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ミスへの後悔、ピッチに立つ男の理解

17日の夜について、セッラ氏は「全然眠れませんでした。ソファでせいぜい1時間ほどです」と振り返った。ジャッジについては、「私の頭の中の優先順位に間違いがあったのだと思います。レビッチと後ろからくるバストーニに意識が向いていて、シュートに行こうとしていたので『触ったらファウルだ』と思っていました。そこにばかり気がいってしまい、その後の出来事を見逃したのです。メシアスがシュートを打とうとしていることが把握できていませんでした。気づいたときには、『そのシュートは外れてくれ』と思っていました」と述べている。

ファウルの判定の直後に抗議にきたレビッチは、すぐに攻撃的な姿勢をやめた。

「レビッチは私を絞め殺そうと思ってきたのかもしれません。しかし、彼は同じピッチに立つ男として、理解してくれたのだと思います。選手も無人のゴールに向かってシュートを外すことはあるものです。私が今回したのは、そういうことです」

その後スペツィアが逆転。セッラ主審の判定が、結果をひっくり返してしまった。

「スペツィアの選手がシュートを打ったとき、イヤホンで『信じられない…』と言ったことを覚えています。試合後にミランの選手数人が私の近くを通りました。フロレンツィは私のように落胆し、抱きしめてくれさえしました。主将のカラブリアやテオ・エルナンデス、ディアスらも『起こり得ることです』と声をかけてくれました。イブラヒモビッチもきて『君がここから強い反応をすることが大事だ』と言ってくれました。とてもありがたかったのですが、あのときの感情で、正しく感謝を伝えることはできませんでした」

セッラ氏は、このミスジャッジで現在は職務停止中。審判協会のアルフレード・トレンタランジェ会長とのやりとりも語った。

「翌日連絡があり、何が起きて、どうだったのかと聞かれました。そして、『少し休むことになる。そのあと、また前進してほしい。いままでやってきたようにね』と言ってもらいました」

「私はピッチに戻る日を心待ちにしています」

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