今季出場わずか1分だった男・サム・カスティジェホ
ミランは16日のセリエA第8節でエラス・ヴェローナと対戦し、ホームで3-2の勝利を収めた。チームを救ったサム・カスティジェホが、喜びを爆発させている。
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突如訪れたチャンス
カスティジェホは、ステファノ・ピオリ監督のチームで実質構想外だった。夏に移籍先を探していたものの取引はまとまらず、最終的に残留が決まってベンチを温め続けていた。
そんな中、ヴェローナ戦ではチームが前半を2点ビハインドで終えたことで声が掛かり、後半スタートから出場。同点弾のPKを呼び込むラストパスを出し、逆転弾になったオウンゴールを誘うクロスも上げている。
笑顔と涙のカスティジェホ
試合終了後に涙を流したカスティジェホは、『DAZNイタリア』でこう話している。
「カルチョをしている中で困難な時期はある。僕がミステルのプランに合っていなかったから、大変な時期を経験したよ。でも、今日は出番をくれた。自分の内にあるものを全て出し切って、重要な勝ち点3になった」
さらに、自身のSNSでは、「笑顔も涙も…。これがカルチョだね」と、試合後の写真を掲載した。
指揮官も称賛「模範」
ステファノ・ピオリ監督は試合後、「カスティジェホは模範として挙げるべきだろう。私の選択で彼は割を食ったが、それでも彼はトレーニングを続けた。本当に彼のためにうれしく思う。誰が入っても準備ができているというのは、うれしいことだよ」と述べ、これまで出番を与えてこなかった選手の活躍を称えた。