ミランの補強が注目されている。特に前線は大きな変更がある見通しで、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が現状を伝えた。
多くのクラブが監督交代で方針が定まらない中、ミランはステファノ・ピオリ監督の続投が確実な状況。すでに補強が動き出している。ただ、未確定なところが多い。『ガゼッタ』は「確実なところよりも疑問符の方が多い」と記し、このままのシステムでいくなら、FW1枚と2列目の3枚がカギになるとした。
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イブラヒモビッチの控え候補は21~34歳まで
このポジションで残留が確実なのは、ズラタン・イブラヒモビッチ、アンテ・レビッチ、ラファエル・レオン、アレクシス・サレマーカーズの4人。レオンについてはレンタルに出すべきだという意見もあるが、「実際には戦術的なプロジェクトの中心にいるとみなされている」とのことで、構想から外れることはないという。
一方で、退団が確実なのはマリオ・マンジュキッチ。こちらはすでに自身のSNSで別れを表明した。287分間の出場で得点はなく、契約延長には至っていない。
そのため、前線には少なくとも1人を加えなければいけない。やはり最有力候補はオリヴィエ・ジルーだとみられている。チェルシーとの契約が満了するため、移籍金がかからないというのが大きな魅力。そのほかにドゥシャン・ブラホビッチとジャンルカ・スカマッカが候補に挙がっている模様だ。
チャルハノールが去るなら…
最前線以上に複雑な状況になっているのが2列目だ。その中で特に大事になるのが、ハカン・チャルハノールの去就だと同紙は伝えている。アル・ドゥハイルが提示した額はミランの約2倍。ミランは年俸400万ユーロ+ボーナスから上乗せするつもりはなく、チャルハノールの合意はない。『ガゼッタ』は「ミランはチャルハノールに疲れた」とも記しており、このまま移籍という可能性がある。そうすると、10番を新たに獲得する必要がある。チャルハノールは不安定さを差し引いても、ピオリ監督のサッカーにおいて非常に重要な役割を担っているため、大きな変化になるはずだ。
サム・カスティジェホは以前からスペインへの移籍が噂されていているほか、イェンス・ペッター・ハウゲもまだレギュラーは厳しい。後者については、チャルハノール放出となった場合、代役確保のために移籍金を引き下げるためのカードにあるかもしれない。
終盤戦に活躍したブラヒム・ディアスについては、ミランが再レンタルを希望している。しかし、こちらはレアル・マドリーの決断次第ということで、まだ不透明だ。
ウディネーゼのロドリゴ・デ・パウルは以前から注目されている。ミランのオファーはアトレティコ・マドリーを上回っているものとみられる。また、ヨシプ・イリチッチやヘンリク・ムヒタリアンも注視しているようだ。