9日に行われたセリエA第35節のユヴェントス対ミランは、3-0でアウェーのミランが勝利を収めた。
先発メンバー
チャンピオンズリーグ出場権を懸けた大一番
ユヴェントスのホームで未勝利のミラン。立ち上がりはホームのユヴェントスがチャンスをつくったが、次第にペースを握っていく。
トップ下でイブラヒモビッチのそばに入ったブラヒム・ディアスがアクセントとなり、先制点を予感させた。
一方のユヴェントスは、クリスティアーノ・ロナウドが敵陣でボールに触れず。両サイドも攻撃に絡めず、持ち味を発揮できない。30分のCKで相手GKドンナルンマが目測を誤って決定機が訪れたが、キエッリーニのヘディングは枠外だった。
すると、前半終了間際にミランが均衡を破る。ペナルティエリア左に流れたボールをブラヒム・ディアスが巧みにコントロール。右に持ち出すと、飛び出していたシュチェスニーとゴール内をカバーしたDFの位置をしっかりと見て右足でゴール右上の角に決めた。
ユヴェントスに流れが傾きかけたが…
リードして折り返したミランは、キエッリーニのハンドで得たPKをケシエが失敗する。イブラヒモビッチ、ブラヒム・ディアスの2人が負傷で交代するアクシデントにも見舞われた。しかし、流れは譲らなかった。
78分、途中出場のレビッチが見事なミドルシュートを決めてリードを広げると、82分にはこの日安定感を見せていたトモリがチャルハノールのFKにヘディングで合わせてミラン加入後初ゴールを記録。3-0でミランの完勝に終わった。
当該対決でもリード
この一戦に勝ったミランは、2位アタランタと同じ勝ち点の3位。勝ち点2差でナポリ、さらに勝ち点1差でユヴェントスが追っている状況だ。
セリエAでは最終的に勝ち点で並んだ場合、当該対決の結果で順位をつける。ミランはシーズン前半戦のユヴェントス戦を1-3で落としていたが、この日の勝利で1勝1敗のイーブンとした。さらに、得失点差で上回ったため、最終的に勝ち点で並ばれた場合も上の順位でシーズンを終えることになる。