ミランはGKジャンルイジ・ドンナルンマの契約延長がより難しい状況となっているようだ。6日付『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。
ミランでは5日、ズラタン・イブラヒモビッチの契約延長が目前と報じられた。『ガゼッタ』は、「ジージョは遠ざかる。しかし、イブラは契約へ」と一面に見出しを打っている。
これによると、ミランのオファーは年俸800万ユーロでストップ。一方でドンナルンマ側には、年俸1200万ユーロを出してもいいというクラブが現れた模様だ。ミノ・ライオラ代理人はこれを後ろ盾にミランから好条件を引き出したい考えだが、交渉がブロックしたという。
さらに、ミランが3年以上の長期プランを提案しているのに対して、ミノ・ライオラ代理人は短期で抜け出す選択肢を残しておきたい模様だ。いずれにしても、ミランがチャンピオンズリーグ出場権の獲得を確実とすることで、このブロックが壊れる可能性はあると記事は伝えた。
年俸1200万ユーロのメガオファーを出しているのはどこか。『ガゼッタ』はパリ・サンジェルマンだとしている。GKケイロル・ナバスは安定しているものの、34歳と若くない。そこでドンナルンマを後継者として迎えるつもりだという。
ドンナルンマの行き先については以前からユヴェントスが挙がっているものの、こちらは難しいというのが同紙の見解。GKヴォイチェフ・シュチェスニーに対して昨年、年俸650万ユーロで2024年までの契約を交わしており、もう1人高額なGKを抱えることはできないことをその理由に挙げている。
ドンナルンマはミランに愛着を持っているものの、やはりチャンピオンズリーグ出場権は絶対。もし年俸1200万ユーロの契約が実現すれば、マンチェスター・ユナイテッドのGKダビド・デ・ヘアを抜いて、GKとして世界最高額となる見込み。ドンナルンマの将来はどうなるだろうか。