選手は興奮、サッリも満足
22日に行われたコッパ・イタリア準決勝セカンドレグ、アタランタ対ラツィオの一戦は、PK戦の末にラツィオが勝利を収めた。この激闘の主役となったのは、ラツィオの若きGKエドアルド・モッタである。
ユヴェントスの育成組織で育った持ったは、2024年夏にレッジャーナに移籍してセリエBで経験を積み、今年1月にラツィオに加入。守護神イヴァン・プロヴェデルの負傷により、3月からゴールマウスを守っている。
絶体絶命の危機を救った「4連続ストップ」
21歳のモッタは、試合中こそ不安定な場面が見受けられたものの、後半アディショナルタイムにジャンルカ・スカマッカの決定的なヘディングシュートを阻止。チームを敗戦の淵から救い出すと、延長戦を経て突入したPK戦で驚異的なパフォーマンスを披露した。
アタランタの1人目、ジャコモ・ラスパドーリには決められたものの、その後4人のキッカーをすべてストップ。ラツィオを決勝の舞台へと導いた。
試合後、モッタはクラブ公式メディアに対し、高揚感を隠さずに語った。
「今日の試合はみんなが見てくれた通りだ。今、僕はすごく感動しているし、それ以外に言葉が見つからない」
「ラスパドーリのPKを止められなかったときは、少し自分に腹が立った。左に飛ぶつもりだったのに、最後の最後で考えを変えてしまったんだ。悔しかったけど、最終的には満足している。1試合で4つのPKを止めるのは史上初らしい。その1人になれたことはうれしいよ」
サッリ監督が称える「驚異的な数字」と精神性
また、マウリツィオ・サッリ監督は、試合後の会見で若きGKに賛辞を贈った。
「モッタがPKで見せている数字は驚異的だ。今日は5本のうち4本を止めたし、カンピオナートのボローニャ戦でも1本止めている。6本中5本を阻止しているというのは、凄まじい記録だ」
「彼は実年齢よりも遥かに大人だ。ミスを引きずることなく、常に大きな冷静さを保つことができる。セリエAに飛び込んだ直後の適応力を見ればわかる通り、時折ベテランのような落ち着きを感じさせる瞬間があるね」
一方で、指揮官はさらなる成長への期待も口にした。
「彼は将来性と伸び代を兼ね備えており、特に足元の技術に秀でている。非常に興味深い有望株だが、常に向上心を持ち続けなければならない。地に足を付け、改善の余地を突き詰めていけば、彼は偉大なGKになれるはずだ」
9点の高評価連発
この衝撃的な活躍を受け、現地メディアも絶賛の嵐だ。
ラツィオの情報を専門的に扱う『LaLazioSiamoNoi』は、「衝・撃・的! 全てが詰まっていた。何度も不安定だったが、アディショナルタイムのセーブでミラクルを起こした。それで帳消し?いやそれどころか、PK5本中4本ストップで、真のヒーローになった。信じられない」と記し、9点という極めて高い採点を与えた。
『TMW』も同じく9点の採点で、「夢のような夜だった。初めてGKグローブをつけた日から、こんな日を夢見ていたことだろう。スタートは良くなかったが、スカマッカのシュートを止め、延長戦にもつれ込ませた。そしてあのPK4連続ストップだ」と、その劇的な活躍を称えている。

