古巣でセリエA復帰
フランク・ケシエのイタリア復帰が決定した。29日にケシエの加入を発表したのは、ユヴェントスでもローマでもなく、古巣のアタランタだった。
サウジアラビアのアル・アハリを退団してフリーになっていたケシエは、ユヴェントスと交渉を重ねていたが、29日午前からユヴェントス行きが消滅したと各メディアで報じられた。その直後、アタランタが3年契約で迎えたことを発表している。
『GianlucaDiMarzio.com』や『TuttoJuve』が、電撃移籍の舞台裏を伝えている。
ユヴェントスおよびローマとの過熱した交渉
ケシエに対しては、7月からユヴェントスが獲得に向けて接触を続けていた。アルトゥールの契約解除やファビオ・ミレッティの放出を経て、交渉を本格化させ、選手側もユヴェントスへの移籍を優先事項としていたとされる。その後ローマも強烈な関心を示し接触を維持していたが、ユヴェントスは27日にミラノでケシエの代理人と会談を行い、妥結に向けて動いていた。
アタランタの電撃介入と3年契約の締結
しかし28日の夜から29日にかけて、ケシエ側からユヴェントスに対し、提示された条件では合意に至らない旨が伝えられた。『スカイ』によると、この破談の隙を突いてアタランタが即座に介入。1年の延長オプションが付いた3年契約を提示し、契約期間の長さ(ユヴェントスの提示は2年+オプション1年)が決め手となって素早い合意へと至った。
ケシエにとってアタランタへの復帰は、2017年にセリエAデビューを果たして以来、9年ぶりとなる。
カルネヴァーリCEO「UEFAのパラメータを守る必要があった」
一方、パルマ戦前の『DAZNイタリア』の取材に応じたユヴェントスのジョヴァンニ・カルネヴァーリCEOは、ケシエ獲得の見送りについて以下のように語り、資金面ではなくUEFAの規制が要因であったと明かした。
「ケシエについての経緯は非常にシンプルだ。私自身、関心を持っていた選手であり、数日間にわたって交渉を行ってきた。しかし、我々には(UEFAとの)セットルメント・アグリーメント(和解合意)が存在することを頭に入れておかなければならない。資金的な問題ではなく、UEFAから課されているパラメータによる制限が理由だ。要求された条件に合わせようと努力を重ねたが、成立には至らなかった」
さらに同CEOは、「ユヴェントスに来る選手は、このユニフォームを着る強い意欲と誇りを持っていなければならない」と付け加え、移籍市場の最終盤に向けたチームの方針を示した。

