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20年越しのリベンジを後輩に託すカロン「ミランを倒したら2003年を忘れられる」

エウロダービーで最後に決定機を外した元インテルFW

かつてインテルでプレーしたモハメド・カロンが、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューに応じた。16日に行われるチャンピオンズリーグ準決勝セカンドレグのミラン戦について語っている。

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カロンは1995年にインテルの下部組織に入ったあと、複数クラブへのレンタルを経て、2001/02シーズンからインテルのトップチームで活躍。2002/03シーズンの準決勝ミラン戦にも出場している。

2試合合計1-1。当時はアウェーゴールのルールがあり、引き分け2試合でインテルは敗退した。セカンドレグの終盤にカロンは決定機を迎えたが、ミランのGKクリスティアン・アッビアーティに止められ、決勝進出には届かなかった。

カロンのシュートがアッビアーティに止められたシーン

当時を振り返り、カロンが次のように語っている。

「何度も何度もあのシーンがどこかしらに出てくる。あの瞬間の写真は、僕の昔の代理人であるクラウディオ・ヴィゴレッリのオフィスにも飾ってあるんだ。彼はアッビアーティの代理人でもあったからね」

「でも、その思い出だけじゃない。あのあと、ロッカールームで泣いている僕をみんなが励ましてくれた。みんなも相当悔しかったのにね。特にマルコ・マテラッツィのことは忘れない。彼はインテルでの数年間で僕を支えてくれた柱だよ」

キャリアで最大の失望?

「3つのうちの1つだね。あの試合で最後の最後にゴールを逃したのは最大級の後悔だよ。ただ、その前年の5月5日、オリンピコで負けてスクデットを逃したことも加えないとね。あとは代表戦だ。チュニジアで開催された2004年のアフリカネーションズカップにあと一歩までだったんだ。引き分けで良かった状況でガボンに負けてしまって…。でも、自分が送ったキャリアを神様に感謝しているよ」

20年越しのリベンジ

「ファーストレグの前にSNSで書いたんだけど、これは歴史的一戦であり、運命の試合だ。過去の悔しさを乗り越えて決勝に行く大きなチャンスを迎えている」

「ファーストレグは2-0で勝った。素晴らしい勝利だったけど過信はいけない。もう1点取っておくべきだったというのが正直なところだけど、楽観しているよ。1週間前と同じ試合を繰り返すことだ。そうやってミランを乗り越えたら、僕たちはみんな、2003年の記憶を消し去ることができるはずだ」

決勝に進んでも格上のマンチェスター・シティやレアル・マドリーが相手。優勝のチャンスはあるのか?

「もちろん。試合前から決まっているなんてことはない。ましてやこのインテルは強いチームだから、誰も恐れることはないよ」

インテルでの良い思い出は?

「友達のヴェントラと一緒にあんなに試合に出られるとは思ってなかった。フェノーメノのロナウドとヴィエリがいるチームだったんだからね。誇らしく思っているよ。僕はレンタルでイタリア中、いろいろ行った。レッジーナ、ヴィチェンツァ、ジェノア、ボローニャ、カリアリ、そしてインテルに復帰したんだ。タイミングが良かったね。僕の人生で大きなチャンスだった。そのチャンスを最大限に活かそうと頑張ったんだ」

今はどのような暮らしを?

「ヒューストンで暮らしているよ。妻はシエラレオネ人だけどテキサスの人でね。ヒューストン・ダイナモの育成で指導者をしていたんだ。イタリアの監督ライセンスを持っているし、いつかはみんなのところに戻ってみたいね。あと、自分の国につくった僕のクラブ、カロンFCの運営も続けているよ。このチームを通じて、母国の子供たちのサッカーを支援したいんだ。この前もヴィアレッジョ・トーナメントに参加したよ」

※ヴィアレッジョ・トーナメント(Torneo di Viareggio):イタリアで有名なユース世代の大会。2023年大会でカロンFCはグループステージ敗退。

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