ユヴェントス戦後の発言が注目集める
インテルは11日、コッパ・イタリア決勝でユヴェントスを下して歓喜の瞬間を迎えた。しかし、イバン・ペリシッチの試合後のコメントは今後への不安要素として翌日の紙面をにぎわせている。
ペリシッチはユヴェントスとの決勝で大活躍。ドッピエッタでマン・オブ・ザ・マッチに選出されただけでなく、攻守にわたって見事なプレーを続けた。
だが、試合後のインタビューでペリシッチは契約延長について微妙な態度を取った。ジュゼッペ・マロッタCEOがペリシッチの契約延長が近いと話したことについて問われると、「主要選手とは最後まで話さないということはない。最後の瞬間まで待つことはないものだね」と語っていた。
『コッリエレ・デッラ・セーラ』は翌日、「昨日の言葉は別れのプレリュード」と記し、ペリシッチは移籍に向かっていると指摘。ブンデスリーガやプレミアリーグが候補にあるとしている。
『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は条件面に言及。「ペリシッチはもっと多くを望んでいる」と記した。インテルは減俸でペリシッチの契約延長を取りつけたい意向だが、これほどの活躍を見せたことでペリシッチとしては主力級の条件を求めているのかもしれない。
一方、ジャンルカ・ディ・マルツィオ記者は次のように伝えている。
「インテルはまだ彼と2年の契約延長ができると自信を持っている。ただ、もう少し条件をブラッシュアップする必要はあるだろう。決定権を持つのは選手側であり、オファーを受けるか、もう少し良いオファーを受けるかだ」
ペリシッチは契約延長の条件として、チームの競争力維持を挙げているとも報じられてきた。議論を呼んでいるコッパ・イタリア決勝後の発言の真意が気になるところだ。