緑あふれる新地区が誕生へ
12月21日、ミラノの新スタジアムについての決議が行われ、設計事務所ポピュラスがデザインした「ラ・カッテドラーレ（司教座聖堂）」が承認された。
新スタジアムはサン・シーロ地区の再開発になる。スタジアムとその周辺は完全歩行者専用の道となり、11万平方メートルの敷地の約4割が緑であふれるゾーンだ。この地域は一般に開放され、憩いの場として利用可能。駐車場は地下になる。
決議のあとはクラブが意思決定をし、ポピュラスの案を正式に受け入れることが決まる見込み。その後ポピュラスが最終的な設計をして、2022年のうちの最終的なプロジェクトが発表される模様だ。
世界4大陸に21のオフィスを持つ米ポピュラス。今回はミラノに拠点を置くイタリア本社が設計を担当。スタジアムだけでなく、一般市民の生活に貢献し、近隣都市の質を高める意味でも大きな価値を持つ。ミランとインテルは、最先端でありつつ、持続可能性もあるこのプロジェクトを支持した。
