インテルは14日、セリエA第27節のトリノ戦で2-1の勝利を収めた。
LuLaがそろい踏み
エリクセンが万全の状態ではなくベンチスタートとなったインテルは、ガリアルディーニを先発起用。開始3分、左からのクロスにラウタロ・マルティネスがヘディングで合わせるも、ニアでうまく当てたボールは枠を外れた。
主導権を握ったインテルだが、トリノは守備陣が奮闘。2トップに自由を与えない。すると29分、セットプレーからリャンコが決定機を迎える。だが、フリーで放ったヘディングはポストを直撃。なおもゴールに向かうボールはルカクにかき出された。
0-0で折り返すと、インテルが62分に先制する。ペナルティエリア内でパスを受けたラウタロがイッツォに倒されてPKを得ると、ルカクが決めて1-0。
しかし、70分にはトリノが同点弾。CKからの混戦でサナブリアがゴール。シュクリニアルが2人に押されていたが、審判団はゴールを認めた。
それでも勝ち点3が欲しいインテルは、終盤に勝ち越しに成功する。途中出場のサンチェスのクロスボールにラウタロがヘディングで合わせて2-1とし、カンピオナート8連勝を飾っている。
勝負強さが光るインテル
累積警告でベンチ入り禁止のアントニオ・コンテ監督にかわって指揮を執ったクリスティアン・ステッリーニは、指揮官が「満足していた。難しい試合と分かっていたから、みんなを祝福していた」とコメント。コンテ監督の気持ちを明かした。
終盤に決勝点を挙げたラウタロ・マルティネスは「大きなゴール」と貴重な1点を喜んでいる。ただ、シーズンで何点決めたいかと問われると「勝ちたいだけだ。誰が決めるかは、そのあとにくることだよ」と語り、インテルの成功を重視している。
今シーズン初出場となったベシーノは、自身の復帰を喜ぶと同時に、インテルの勝負強さを強調。「この数年だったら勝ち点を持って帰れなかった試合」とトリノ戦を分析し、こういった試合で勝ちきることが、「優勝するチームと2位のチームの違いだ」と語った。