イタリア中の期待を背負った伏兵
22日にヨーロッパリーグ決勝のアタランタ対レバークーゼンが、アイルランドのダブリン・アレーナで行われる。アタランタを率いるジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督のコメントや、予想スターティングメンバーなどを紹介する。
予想先発
22日付『ガゼッタ・デッロ・スポルト』から。
アタランタ
レバークーゼン
試合前日のガスペリーニ監督の談話(『スカイ』、記者会見)
アタランタにとってヨーロッパカップ戦の決勝進出は初だが、指揮官はまだ上を目指している。
「この道のりに満足することはできない。最高の形で終えることを強く願っている」
「イタリアから多くの後押しを感じている。ファンだけでなく、イタリア全体が応援してくれている感じだ。国を代表しているという実感があり、ますますモチベーションは高まるね」
直前のコッパ・イタリア決勝では、主力の1人であるマルテン・デ・ローンが負傷した。
「残念だ。ずっと我々と歩んできた選手で、最近はケガもあまりなかったというのにね…。ただ、コラシナツとホルムは回復したことは好材料だ」
レバークーゼンは今季無敗で、特に3トップは脅威だ。
「相手は非常に強い。ただ、我々も力があるし、最善の策を講じる。こちらもただ待ち構えるつもりはなく、相手に問題を引き起こしにいくだろう」
マメ知識(『スポルトメディアセット』)
- ヨーロッパの大会の決勝でイタリア勢とドイツ勢が対戦するのはこれが8度目。前回は2010年のチャンピオンズリーグ決勝、インテル対バイエルン・ミュンヘン。ヨーロッパリーグ(前身のUEFAカップ含む)に限定すると、1997年のインテル対シャルケ以来。
- レバークーゼンは3度目の欧州カップ戦決勝。1988年はUEFAカップでPK戦の末にエスパニョールを下して優勝した。2度目は有名な2002年チャンピオンズリーグ。ジネディーヌ・ジダンのボレーシュートに沈んで準優勝だった。
- アタランタはクラブ史上初の欧州カップ戦決勝。
- アタランタは、勝てばイタリアのクラブとして初のヨーロッパリーグ王者に
- アタランタは今季ヨーロッパリーグにおける1試合の平均被シュートが2.8本で大会最少。レバークーゼンは同7.2本。
- レバークーゼンは今季ヨーロッパリーグで232本のシュートを放った。これは2018/19シーズンのチェルシー247本に次ぐ大会2位の記録。