チャンピオンズリーグ出場権争いがさらに激化
3日にセリエA第25節のナポリ対ラツィオが行われ、アウェーのラツィオが1-0の勝利を収めた。
首位を独走するナポリとチャンピオンズリーグ出場権争いが白熱中のラツィオの対戦。ナポリは次のミッドウィークに試合がなく、現状のベストメンバーでカンピオナート9連勝を目指した。
前半は互角の展開。序盤はラツィオが押し込んだものの、攻撃的なスタイルの両者は互いの良いところを封じ、どちらも決定的なシーンが生まれない。前半はスコアが動かず、0-0で折り返した。
後半に入って先制したのはラツィオだった。67分、左サイドからのクロスボールがDFに当たって中央に入ると、ナポリのクバラツヘリアがヘディングで処理。このこぼれ球を狙っていたベシーノがダイレクトで右足を振り抜き、ゴール左隅に地を這うミドルシュートを突き刺した。
その後、ナポリはオシメンのヘディングシュートがクロスバーに嫌われるシーンなど好機をつくったが、ゴールネットは揺れず。試合は1-0でラツィオが逃げ切った。
ナポリは今季リーグ戦ホーム初黒星。ここまで10勝1分けと圧倒的な勝率だったが、ついに敗れた。ただ、2位インテルとの勝ち点差は暫定で18となっており、まだライバルはいない状況だ。
それよりも上位勢にとってはラツィオが勝ったことが厄介かもしれない。勝ち点3を加えたラツィオは暫定2位に浮上。勝ち点1差でインテルとミラン、さらに3差でローマという状況だ。ラツィオのクリーンシートは今季セリエAで8度目。『Opta』によると、これはラツィオにとってシーズン最多記録タイで、過去に1994/95シーズンと1999/2000シーズンにも年間8回の無失点ゲームを演じていた。