波乱の予感？ナポリ、クバラツヘリア欠場へ。サレルニターナ、ショック療法の効果は出るか

21日のセリエAで激突

21日のセリエA第19節ではサレルニターナ対ナポリの一戦が行われる。首位独走のナポリと、16位サレルニターナのゲームは、圧倒的な力の差がありそうだが、波乱の予感も漂っている。

コッパ・イタリアでPK戦の末に敗退したナポリ

ナポリは2023年初戦でインテルに敗れて今季初黒星を喫した。その後、ユヴェントスに5-1で大勝して、不安を払しょくしたものの、ミッドウィークのコッパ・イタリアではクレモネーゼにまさかの敗戦。120分間を戦い、PK戦の末にベスト16で姿を消した。

クレモネーゼ戦では、主力の一人であるクビチャ・クバラツヘリアが風邪で欠場していた。20日の会見でルチアーノ・スパレッティ監督は、サレルニターナ戦にクバラツヘリアが間に合わないことを認めている。戦力差は明らかだとしても、クバラツヘリアの不在は少なくない影響を与えそうだ。

サレルニターナ、珍人事が刺激に？

サレルニターナの状況は不気味だ。カンピオナート前節のアタランタ戦を2-8で落としたあと、ダニーロ・イエルヴォリーノ会長はダヴィデ・ニコラ監督の解任を決断。試合翌日にはクラブ公式サイトで解任が発表された。しかしその後、モルガン・デ・サンクティスSDの働きかけもあって会長とニコラ監督が電話で話し合い、一転して続投が決定。ニコラ監督がわずか2日で復帰している。

昨年10月末のラツィオ以来白星から遠ざかっているサレルニターナ。普通であればナポリ勝利は堅いとみられるカードだが、監督解任劇がショック療法になる可能性もゼロではない。