かつてミランで活躍したアレシャンドレ・パトが、古巣の現状について話した。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が6日の紙面で紹介している。
――現在所属するサンパウロは?
「とても良い感じだ。センターフォワードでプレーしている。自由に動けるね。僕は背番号7を選んだよ」
――一方でミランは9番の呪縛が続いている
「それはインザーギがエリアの中にいて、ゴールを奪うイメージが常にあるからだ。ただ、今日のセンターフォワードはそうはいかないと思う。今のカルチョは、センターフォワードにほかのことも要求されるね。ルカクやレヴァンドフスキを見れば明らかだ。僕も同じポジションだけど、僕の場合は外に流れたりトップ下になったりするね」
――ミランのことはチェックしている?
「すごくね。自分で見ることもあるし、そうじゃないときはネットで情報をチェックすることもある。Gazzetta.itのミランのページを開くよ。こういった状況で残念ながら見られていないけどね」
――ボバンがクビに。良いリスタートはできていない
「彼の頭が助けになると思って呼ばれたのだと思う。それなのに、それをさせなかったとしたら……おかしなことだね」
――マルディーニも今季限りと言われている
「クラブは彼を残すべきだ。彼は選手の考えを分かっている。このクラブが意味することを知っていて、トップに引き戻すはずだ。彼がミランで長いキャリアを送ることを願っている。一緒にプレーしたから、彼がミランに何をもたらせるかは分かっているよ。チームメートとして、たくさんのアドバイスをくれた。衝突したこともあったね。すごくまっすぐな人なんだ。頻繁に連絡を取っているよ。最後に電話をしたのは2週間前だね」
――イブラヒモビッチも残るべき?
「もちろん。彼に焦点をあてるべきだ。彼は若手にとってあまりに大きな存在だし、ゴール前では決定的だ。グループを引っ張る存在で、全力を引き出すことができる。それにすごく賢いね」
――ミラン時代のイブラヒモビッチとの関係
「いつもボールを要求してきたよ。ナポリ戦で僕が個人技でゴールを決めたんだけど、彼が良いポジションにいたときがあった。そのとき、『もし外してたら殺してた』って言われたよ。僕たちは全体的に良いコンビだったね。ロビーニョも加えて、多くのゴールを決めたよ」
――ミラン時代最大の後悔
「一つの小さなケガが、すごく大きな問題になった。それで信頼を失った。少し孤独を感じたよ。責められもしたからね」
――信頼はパケタにとってもカギになる言葉
「ミランのようなチームでプレーするときは、頭をしっかりと準備しなければいけない。ルーカスはピッチことにだけ集中すればいい。ほかのことを放っておいてね。彼は素晴らしい才能の持ち主であり、良いヤツだよ」
――ドゥアルチは?
「敵として対戦した。すごいよ。彼には信頼が必要だ。これからうまくやると確信している。トロイのようだね」
――監督としてのガットゥーゾは?
「今はすごく良い。正直見たことがなかったよ。ピッチでの彼は僕たちが知っているとおり、いつもナーバスだった。彼が監督なんて、誰が思っただろうね。あとインザーギにも驚いているよ。カルチョ以外のことをやるものだと思っていた」
――カカーはディレクター就任が噂されている
「うまくやれるなんじゃないかな。すごく頭がいいからね。マルディーニと良いミックスになると思う。そこに僕もどうかな? もし必要なら、だけど(笑)」