スパレッティ体制で復権を目指すビアンコネーリ
ユヴェントスは今月10日、ルチアーノ・スパレッティ監督の契約更新を発表した。チームを立て直した手腕を評価され、続投が決まった形だ。同時に、イタリアの大物指導者は、クラブの復興のために、夏の大型補強を求めたことだろう。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得が迫る中、水面下でさまざまな交渉が動いているはずだ。
『スポルトメディアセット』が23日、ユヴェントスの今夏の補強の展望を伝えた。
GK:アリソンがダメならデ・ヘア
GKはミケーレ・ディ・グレゴリオの放出が濃厚とされる。経験豊富な守護神を求めるスパレッティは、ローマ時代に指導したアリソンの獲得を望んでおり、実際に交渉は動き出している様子だ。
アリソンの獲得に失敗した場合は、フィオレンティーナのダビド・デ・ヘアが候補に挙がる。どちらも国際経験が豊富なベテランで、スパレッティがいかにこのポジションに安定感を求めているかがうかがえる。
一方、マッティア・ペリンは控えGKとして残る可能性が高いようだ。
DF:ブレーメルの去就がカギ
まずはブレーメルの去就が注目される。2026FIFAワールドカップ(W杯)で活躍すれば、さらに市場価値が急騰する可能性がある。8月10日まで行使可能な5800万ユーロの契約解除条項があり、ユヴェントスはブレーメルの移籍金を元手に補強に動くこともありえる。
ブレーメルが去ればセンターバック補強は必須で、ボーンマスのマルコス・セネシがトップターゲット。インテルが獲得に動いているサッスオーロのタリク・ムハレモビッチは、移籍金の50%をユヴェントスが受け取れるため、実質半額で獲得できる。ロイド・ケリー、フェデリコ・ガッティの去就は不透明だ。
サイドはピエール・カルルとアンドレア・カンビアーゾがいるため、現有戦力が留まるのであれば、急いで補強する必要はない。
MF:ゴレツカではなくベルナルド・シルバ?
最もキモとなりそうなのが、中盤だ。マヌエル・ロカテッリの契約延長で軸はでき、ケフラン・テュラムもいまのところ移籍の気配がない。ただ、トゥーン・コープマイネルスは放出リストに載っているとみられる。
その穴埋めとしてバイエルン・ミュンヘンを退団するレオン・ゴレツカの名前が挙がってきた。ただ、同選手が求める年俸は700万ユーロで、ユヴェントスの上限に近い。
むしろ、マンチェスター・シティを退団するベルナルド・シルバで攻撃の司令塔を加えたい意向で、トップクラスの条件を提示して口説きに掛かっているという。ゴレツカとのダブル獲得は予算の都合で不可能であり、ベルナルド・シルバに集中しそうな雰囲気だ。
FW:改革へ、夢はレヴァンドフスキ
今季のユヴェントスが苦しんだ要因の一つは、ジョナサン・デイヴィッドとロイス・オペンダの獲得が失敗に終わったことにある。その意味でも、このポジションは改革が必要だ。
2人は1年でユヴェントスを離れる可能性がある。特にオペンダは放出濃厚だ。
さらに、ドゥシャン・ブラホビッチは契約延長交渉中だが、このままフリーで退団する可能性も残されている。
新しい前線のリーダーとして本命視されるのはロベルト・レヴァンドフスキとされる。ミランとの争奪戦でリードしている模様。現在の年俸3000万ユーロという条件は、セリエAのクラブにとって論外だが、ユヴェントスは「チームのリーダーになってくれ」と説得に当たっており、本人が好感触を示しているという。
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