ミランはアトレティコ・マドリーのFWアンヘル・コレア獲得から一歩後退したかもしれない。29日、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。
コレア本人と合意に達してからクラブ間での交渉が続いているミラン。開幕戦でウディネーゼに敗れて獲得への意思はさらに高まっているところだ。
ただ、「ミラノとマドリッドの距離はこれまでになく遠くなっている」と『ガゼッタ』は記し、ミランの最後のオファーがアトレティコ・マドリーを怒らせていると指摘した。
そもそも、両クラブが合意に至っていない原因は移籍金の額。ミランはここまでに出したオファーは、3500万ユーロ+ボーナス500万ユーロ。売却時にこの額を上回ったときは、その3割をアトレティコ・マドリーに支払うという条件だった。アトレティコ・マドリー側が折れてくれることを待っていたとみられるミランだが、まだ良い返事がない。
そこでミランは、完全移籍オプション付きのレンタルを新たに打診。これはアトレティコ・マドリーにとって受け入れがたいものだったようで、かなりクラブ間の関係が悪化したようだ。
『MilanNews』によると、ジャンルカ・ディ・マルツィオ記者は28日、『スカイ』の中で、ミランのオファーの詳細を明かした。これによると、「1000万ユーロで2年間のレンタル」「完全移籍時に2500万ユーロ」という条件。さらに、2年間で45分間以上の出場が45試合を超えると完全移籍が義務化されるというものだ。
『ガゼッタ』は交渉再開の余地はあるとしつつも、各メディアともコレア獲得から遠ざかったとみている。ミランは移籍市場閉鎖までにどのような動きを見せるだろうか。
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