ミランのフランク・ケシエが、再びピッチ上の“プレジデント”となった。『Opta』のデータもそれを示している。
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ケシエは3日、セリエA第7節のアタランタ戦に先発で出場。イタリアメディアは今シーズン調子の上がらないケシエが休養となり、イスマエル・ベナセルを先発起用すると報じていたが、ステファノ・ピオリ監督がスタメンで使っている。
指揮官の起用に応えたケシエは、見事なパフォーマンスを披露。ピオリ監督は試合後、「昨シーズンのケシエのようだった」と、その働きを称えている。マン・オブ・ザ・マッチにはサンドロ・トナーリを選ぶメディアが多かったものの、ケシエにも上々の評価が付いた。
『Opta』によると、アタランタ戦におけるケシエは、「デュエル回数16回」「クリア5回」「被ファウル3回」と、いずれもトップの数字。パス成功率も89%と高い水準だった。
契約延長交渉の難航によりプレーに支障が出ているという声もあるケシエ。ただ、ピオリ監督は、ケシエの体格ゆえにコンディションを上げるのに時間が掛かったと話した。東京五輪参加の影響もあって新シーズンに出遅れたケシエは、ミランがさらに条件を引き上げたくなるほどの活躍を見せられるだろうか。